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生理中の不調:Aタイプ「冷えや温めると楽に感じる痛みが気になるあなたへ 」

〜生理中の冷え・刺すような痛みが気になるタイプ〈寒湿(かんしつ)タイプ〉〜


生理中、下腹部や腰が冷えてつらい。

刺すような痛み。でも温めると少し楽になる。


「冷え性だから仕方ない」と思っていても、生理痛が仕事や家事、学校に響くのはつらいですよね。


東洋医学では、こうした傾向を「寒湿タイプ」と捉えることがあります。

これは体質や病気を診断するものではなく、今の身体の状態を振り返るための見方です。



▶こんなサイン・こんなことありませんか??

□ 生理中、下腹部・腰・足先の冷えが強い

□ 生理痛は刺すように痛む、またはぎゅっと縮むように感じる

□ お腹や腰を温めると、痛みが少し楽になる(楽に感じる)

□ 経血が暗紫色に見えたり、赤黒い塊が出たりする

□ 下腹部や腰が重く、むくみやすい、トイレが近い

□ 冷房の効いた場所や寒い環境にいると、痛みや冷えが気になる

□ 冷たい飲み物をよくとる、運動する機会が少ないなど、冷えにつながる生活が続いている


チェックが多くても、必ずこのタイプというわけではありません。

複数のタイプが重なることもあります。痛みの出方や周期、生活への影響も含めて、今の状態体調を振り返るための目安としてご覧ください。




▶東洋医学からみると

東洋医学では、身体を支える「氣・血・水」の巡りやバランスを手がかりに、体調を見ていきます。


このタイプは、東洋医学で見方では、冷えや余分な水分が「湿」としてとどまりやすく、氣や血のめぐりにも影響している状態で「寒湿」と捉えます。


冷えが強いと身体がこわばりやすく、下腹部や腰に痛みや重さ、温めるとほっとしたりすることがあります。

また、「水」のめぐりも滞りやすく、むくみや重だるさが気になることもあります。


▶氣血水でいうと

  • 氣:身体を温め、巡らせる働き。冷えや疲れが重なると、温めたり巡らせたりする力が弱まりやすいと考えます。

  • 血:身体を巡り、すみずみに栄養を届けるもの。東洋医学では、冷えによって血の巡りも滞りやすくなり、刺すような痛みや経血の塊につながると考えることがあります。

  • 水:身体を潤す水分。巡りが滞ると、むくみやおりものの多さなどが現れやすいと捉えます。


冷えが氣・血・水の巡りを妨げ、痛みや冷え、むくみなどが重なりやすい状態と考えるのが、寒湿タイプの見方です。


*これは東洋医学の見立てであり、現代医学の診断名や身体の仕組みと一対一で対応するものではありません。暗い色の経血や塊、痛みなどは別の要因が関わる場合もあります。


▶現代医学の視点で考えられること

月経痛には、子宮内膜から分泌される物質(プロスタグランジンなど)が関わり、子宮の収縮が強くなることで痛みが生じると考えられています。


痛みが強い、以前より悪化しているなどの場合は、子宮内膜症などの病気が関係していることもあるため、婦人科での確認が大切です。


ただ、「冷えを感じる」「温めると楽になる」という体感は、痛みや過ごしやすさを考えるうえで大切な手がかりです。


ただし、それだけで痛みの原因が冷えだと決めることはできません。症状の経過や生活への影響とあわせて振り返ってみましょう!



▶どうしてこの状態になりやすいの?

  • 冷房の強い場所で長く過ごす

  • 同じ姿勢が続く

  • 疲れて身体を動かす余裕がない


など、冷えやこわばりを感じやすい状況が重なることがあります。


「忙しいから、冷えていても後回し」「疲れているけれど、休むほどではない」と、自分の身体のサインを後回しにしがちな方は、身体が冷えてこわばっていることに気づきにくい場合があります。


「もしかしたら私にも当てはまるかも」と感じたら、無理のない範囲で身体の状態を振り返ってみてください。

冷房の効いた職場で腕を抱える女性、長時間のデスクワークで首を伸ばす女性、疲れてソファで休む女性、寒い朝に肩をすくめる女性を描いた4つの場面。
こんな状況続いていませんか?



▶自分をいたわる小さなセルフケアのヒント

  • お腹や腰を、心地よいと感じる範囲で温める

  • 冷えを感じる日は、衣類やひざ掛けで調節する

  • 温かい飲み物を選んだり、ハーブティーなどホッとできる方法を取り入れる

  • 無理のない範囲で立ち上がる、ゆっくり歩く

  • 痛みが始まる時期、冷え、温めたときの変化をメモする


温めると楽になる寒湿タイプのセルフケア方法

▶おすすめの来院タイミング

Pranaでの施術経験から、排卵後から生理前の時期を一つの目安としてご案内しています。


また、冷えを強く感じる季節や冷房の環境が続いたときも。


このタイミングは医療上決まった基準ではなく、体調やご希望に合わせて一緒に考えます。


28日周期の一例を示した図。Aタイプの来院目安として、排卵後から次の月経前までの期間がピンクで示されている。
生理周期以外でも「寒い・冷えている」と感じた時もおすすめです

▶施術で大切にしていること

Pranaでは、冷えがあるからと一律に温めるのではなく、痛みの場所や強さ、冷えの感じ方、その日の体調を伺って施術を組み立てます。


鍼灸では、下腹部や腰まわりの緊張、足先の冷えなどを確認しながら、身体がゆるみ、巡りを感じやすくなることを目指してツボを選びます。お灸やホットストーンを使う場合も、熱さや刺激が負担にならないよう確認します。


アロマトリートメントは、香りと手の温かさを感じながら、腰やお腹まわりをゆっくりいたわる時間として取り入れます。鍼灸と組み合わせることで、身体への施術に加え、呼吸を深めてリラックスしやすい時間づくりも大切にしています。


鍼灸やアロマは、月経痛のケアを支える補完的な選択肢として研究されています。研究結果にはばらつきがあり、すべての方に同じ変化が起きるとは限りませんが、必要な医療と組み合わせながら利用できます。


▶よもぎ蒸しについて

Aタイプのあなたには、身体を温めるよもぎ蒸しはおすすめです。

よもぎ蒸しを希望される方には、体調を確認したうえで、選択肢の一つとしてご案内することがあります。事前にご希望の方はご予約時にお選びいただくと当日スムーズに「お受けいただけます。


*感じ方には個人差があり、月経困難症の治療に代わるものではありません。



▶さいごに

冷えや痛みがあるときは、「いつものこと」「体質だから」と我慢せず、身体の変化に目を向けることが大切です。

痛みが強くなっている、生理以外の日にも痛む、仕事・家事・学校などに支障が出ているときは、まず一息つきましょう。婦人科を含め、Pranaにもご相談ください。


鍼灸を希望される場合も、医療機関での確認や治療と並行してご利用いただけます。ご自身に合う方法を見つけていきましょう!



以下もご参考になさってくださいね。


▶ほかのタイプも確認してみる

複数のタイプに当てはまる方も少なくありません。

気になるタイプをあわせてご覧ください。

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