01.肩こりとは
日常生活で自覚している症状、女性は第1位・男性は2位と言われる「肩こり」。
首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことがあります。
肩こりに関係する筋肉(症状が出る筋肉)はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。
また、普段は重を意識していない頭部。
頭部は5~6㎏あります。その頭部をすぐ下で支えているのが、首から肩周りです。
肩こりは日本人(アジア人)特有の症状の1つ。というのも、頭部の大きさ(重さ)の割に首から肩の骨格や筋肉が華奢に出来ているため起こりやすいと言われています。(欧米人に肩こりが全くないというわけではありません。)


02.肩こりの原因
肩こりの原因は数十種類とも言われますが、中でも4大原因は、
・同姿勢
・眼精疲労
(使い過ぎや視力に合わない眼鏡、視力低下が起きているのにメガネやコンタクトの不使用など)
・運動不足
・ストレス
その他の原因上位にあがるのは、
・腕の使い過ぎ
・悪い姿勢(猫背)
・エアコンの風(特にクーラー)
・冷え症
・なで肩
・バック(ショルダーバックやリュック)の持ち方
・重い荷物
・加齢(筋量の減少)
・整形外科的疾患(頸椎捻挫や頸椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、頚肩腕症候群、後縦靭帯骨化症など)
などです。
肩こりは、筋肉の症状と思いがちですが、内臓に関わる疾患が原因になる事があります。
例えば、
・高血圧
・更年期症状(障害)
・貧血
・睡眠時無呼吸症候群
・うつ病
・虫歯
・噛み合わせが悪い
・心臓疾患(狭心症や心筋梗塞、大動脈解離など)
・消化器系疾患(消化不良や胃もたれ・胃潰瘍など)
など多岐に渡ります。
表面的は肩こり症状もココロとカラダのサインの1つです。
恐れることはありませんが、大きな病気が隠れていることも知識の一つとして覚えておくと良いかもしれません。
注意すべきことは、日常生活と肩こり症状の関係、肩こり以外の症状の有無です。
□発熱
□頭痛の悪化
□吐き気や嘔吐
□急激な体重減少
□痛み、コリの変化
などです。
不安な場合は、症状・日常生活などを詳しくお話しください。そのための事前カウンセリングや徒手検査です。
症状に対し鍼灸適応か不適応かを判断するために行ない、不適応な場合は、施術をお受けいただけない場合がある事、ご了承ください。

03.四十肩・五十肩
準備中
04.施術を受けるタイミング 】
内臓疾患の恐れがない。
そんな時は、すぐに施術を始めることをおススメします。
肩こりの原因は日常生活に隠れていることから「日ごろのケア・予防」につきるからです。
●初診~3ヶ月
「Lunacycle Therapy」・「Oriental Therapy&オプション30分」・「バランスフェイシャル」・「五行体質別ハーバルスチーム」
をおススメしています。
カウンセリングや徒手検査により肩こりの原因や他の症状、お好みに合わせてケア方法をご案内いたします。
初回以降は、2週間に一度が目安。
その間、生活習慣の改善や栄養指導、ストレッチ指導を行いますので、徐々にご自身で対策が出来るようになったなら、間隔を空けて頂きます。
その後は、最低でも、1~1.5ヶ月に一度のケアをおススメします。
05.具体的な施術方法とアロマ
お腹に触れて冷えや硬さ、触れたときの違和感などをチェック。
お悩み症状に関わるツボや経絡に触れてお灸や鍼をするツボや場所、回数、置鍼時間などを決めます。
自宅で出来るストレッチなどもお伝えいたします。
参考)肩こり経穴(ツボ):天柱・風池・完骨・肩井・天宗・膈兪など
肩こりにおススメのAroma精油:ラベンダー・スィートオレンジ・ユーカリラジアタ・レモングラス・ラバンディンなど



使用するお灸や鍼は、鍼灸経験や部位によって合うものを使用します。

鍼灸ケアでは、ストレスが強い場合は、頭部へ、眼精疲労が強い場合は目の周りに鍼灸治療をプラスします。
鍼灸が苦手な方、冷えが強く出ている時には、刺さない鍼やホットストーン、アロマなどへの切り替えもしくは鍼灸治療に組み込みます。


