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プラナの東洋医学用語集

東洋医学は中国発祥の医学。

何となくわかるけど、何かよくわからない

聞いたことあるけど、どんな意味?

という用語が多数出てきます。

​そんな用語を簡単に解説したページになります。

​推敲を重ねて随時更新中!

あ行

​更新中

瘀血(おけつ)

血瘀(けつお:血の滞り)により生じた病理物質のこと。(日本では血瘀と同意義で使用されることが多い。)

血虚(けっきょ:血が少ない状態)でも生じる。

睡眠不足、便秘、ストレス、暴飲暴食、運動不足などで起こりやすい

〈瘀血の症状〉

身体的症状:手足の冷え、冷えのぼせ、肩こり、頭痛、物忘れしやすい、同じところが痛む、顔色や唇の色がさえない、しみ、そばかす、クマ、くすみ、ニキビ、イボ​、ポリープができやすい、激しい生理痛、経血の色が暗赤色、経血量過多もしくは過少、レバー上の塊がでる、PMS/PMDD、生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、痔など

か行

気鬱(きうつ)

氣の動くリズムが乱れ、軽度な氣の巡回障害が起きている状態。進行すると氣滞となる。「肝」の機能不調による。

〈原因〉

気持ちや情緒の失調(特に怒り)で、氣の動きが鬱結する。邪気により氣の流れが滞る。

〈主な症状〉

身体的:張るような痛み・お腹の膨満感・ガスが溜まりやすい

精神的:モヤモヤする・不快感・抑うつ感

気逆(きぎゃく)

氣の上昇が強く、下降が不十分な状態。気の滞りのひとつでもある。「肝」の機能不調による。

氣鬱や氣滞と影響しあっている

 

〈原因〉

気持ちや情緒の失調(特に怒り)で、氣の上昇が強くなる・邪気により氣の下降が妨げられ、行き場を失った氣が上昇する

〈主な症状〉

身体的:めまい・頭痛・咳・喘息症状・悪心・嘔吐・げっぷ・しゃっくり

精神的:怒りっぽい・イライラしやすい

気虚(ききょ)

氣の生成不足や氣の消耗により、氣の量が減っている状態のこと。「肝」「脾」の機能不調による。

場合によっては、氣鬱や氣滞につながります。

 

〈原因〉

飲食不足・大病・長患い・過労・臓腑(特に脾)の機能低下

〈主な症状〉

身体的:めまい・息切れ・汗をかきやすい・動くと一層汗がでる・風邪などの感染症に罹りやすい

精神的:倦怠感・無力感・疲れやすい・話すことが億劫・鬱っぽい

氣血両虚(きけつりょうきょ)

氣と血の不足している状態。氣虚および血虚の症状が起きる。

氣滞(きたい)

氣の流れ・リズムが滞ることで、氣が不足することでも起こる。氣鬱の進行した状態。「肝」の機能不調による。

​責任感が強い・精神的に繊細、ストレス発散が苦手、ひとりが抱え込みやすい、几帳面で完璧主義の方に多い。

 

〈症状〉

身体的:胃やお腹、脇腹など張る・胸やみぞおちの違和感や張り感の他に押すと違和感や嫌な感じがする・食欲の乱れ・下着の締め付け感が気になる・おならやげっぷが出やすい・便通の乱れ、喉の詰まり感・生理のトラブル、生理前の胸の張り(痛み)、睡眠トラブルなど

精神的:イライラ、怒りっぽい、憂鬱、不安、落ち込みやすい、緊張しやすい、些細なことが気になる(神経質)

​け

血瘀(けつお)

 

血の滞りや塊ができやすくなった状態の事。

瘀血(血瘀により生じた病理物質のこと。日本では血瘀と同意義で使用されることが多い。)

〈原因〉運動不足・長期の憂鬱感・過労・脂っこい物、味の濃い物、塩から鋳物を好む

〈症状〉

​のぼせ・イライラ・肩こり・頭痛・胸部の圧迫感・差し込むような生理痛・生理前の乳房の張り・経血の色が濃い、経血がレバーのような塊

血虚(けっきょ)

血の不足し、臓腑の滋養作用が落ちている状態

〈原因〉

飲食物の摂取不足・脾の機能低下・過労・外傷・手術・出産・月経など

〈症状〉

身体的:めまい・動悸・息切れ・しびれ・痙攣・こむらがえり・眼精疲労・カスミ目・爪の変形・生理痛・経血の色が薄い・経血量が少ない、顔色が悪い・血色がない・不眠・多夢・乾燥肌・便秘気味・不妊

精神的:忘れっぽい

後天の精・氣(こうてんのせい・き)

 

生まれてから自分で獲得していくエネルギーのこと。

​脾と胃の働きによって、飲食物を消化吸収して得るエネルギー、スタミナのこと。

先天の精のバックアップとなる。

後天の精からも氣血水が作り出される。

さ行

​し

身土不二(しんどふじ)

「身と土、二つにあらず」。

人間の体と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にあるということ。

​す

水滞(すいたい)

余分な水が排出されず滞った状態。

水分の摂り過ぎ、取らなさすぎでも起こりやすく、お酒を飲む方、運動不足、甘いものや油分の多い、味の濃い物をよく食べる、

〈水滞の症状〉

身体的症状:浮腫みやすい、靴下の跡が付きやすい、めまい(ぐるぐる・浮遊感)、耳の調子が悪い(耳炎や耳鳴りなど)、お腹が冷たい、お腹がちゃぽちゃぽ音がする、水分摂取量に対しトイレの回数が少ない、頻尿、おりものが多い、鼻水、目ヤニ、湿疹ができやすい、冷え、曇りの日や雨の日や梅雨の時期などは体調を崩しやすい、頭重感、頭帽感(キツイ帽子をかぶっているよう)、悪心、嘔吐、膨満感、下痢(軟便)、舌に歯型がつきやすい

先天の精(せんてんのせい・き)

親から受け継いだエネルギーのこと。量は有限である。

五行の1つ、腎に蓄えられ、成長や発育に使われる。有限であるため、徐々に消耗し、補充することは出来ない。

補充は後天の精にて行われる。

切診(せっしん)

お悩み箇所やそれ以外の部位に触れた肌の状態や、押したりした時の温度や痛み、感覚などから健康状態を把握します。

腹診脈診もその一つで、腹診は硬さや抵抗感などを感じ、触れた時の違和感などをうかがいます。

脈診はスピードや強弱、リズムなどを確認します。

た行

準備中

血の道症(ちのみちしょう)

月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安やイライラ、不安感などの精神神経症状および、頭痛、のぼせ、めまい、寝汗、下腹部痛、腰痛の他、過多月経、月経不順などの身体症状のことを言います。

な行

準備中

は行

​は

梅核気(ばいかくき)

のどから胸の辺りに異物感やつかえた感じがする、飲み込むことも出すことも出来ないような症状のこと。

​梅の種(核)が詰まったような感覚から名付けられた。「肝」に機能不調で起こる。

腹診(ふくしん)

腹診は、腹部には様々な体質を反映すると言われており、日本で発展した漢方の診察法で、鍼灸治療の診察法としても応用されています。

腹部の緊張の状態、圧痛や抵抗感や違和感の範囲などのほか、皮膚温などから判断をしていきます。

従って、たとえ症状が‘頭痛’や‘めまい’であっても‘腹部’の診察をすることとなります。

聞診(ぶんしん)

声の高さや大きさ、話し方、スピード、呼吸の強弱、咳など聴覚で健康状態を把握する方法。その他、体臭や口臭など嗅覚による健康状態の把握も含み。排泄部や帯下(おりもの)などのニオイなどは口頭で伺います。

望診(ぼうしん)

顔・眼・皮膚の色や状態、紙の艶、表情や動き、姿勢、舌の状態や色などを見て健康状態を把握する診察方法。排泄物や経血の色なども含まれ、これらは口頭で伺います。

ま行

準備中

未病(みびょう)

病気になる前の状態のこと。予防段階で、病気になることも防げる段階。

脈診(みゃくしん)​

脈診は、脈のスピードや強さ、強弱などから体調や体質を判断する漢方・鍼灸医学の診察方法の一つです。 

1か所だけでなく、手首の6か所の強弱具合を見ながら判断する方法もあります。

​も

問診(もんしん)

​お悩み症状などの部位・経緯・強弱・頻度・悪化するとき・寛解するとき・同時期に起こる症状などを伺い健康状態を把握する方法。その他、生活リズムや習慣、月経周期、ストレス具合など、様々な角度から質問をする診察方法。

や行

​よ

四診(よんしん)

東洋医学の診察方法で望診(ぼうしん)・聞診(ぶんしん)・切診(せっしん)・問診(もんしん)の4つ診察方法の総称。​

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