マタニティ―
〈妊娠期のマイナートラブル 〉
01.妊娠期の鍼灸
鍼灸は薬物を使用せず、自然な治療法として有効です。
妊娠中の服薬は慎重になる必要がありますが、鍼灸治療は薬のような副作用の心配もなく、妊娠期の禁忌ツボなどを避けて行うことで安心な療法と考えられています。
妊娠期間中はホルモンの変化を感じやすく、腰痛や浮腫み以外に落ち込みやイライラなどココロのマイナートラブル起こりがちです。
そんな妊娠期間中のママのココロとカラダのBestBalanceに鍼灸治療はお勧めです。
01ー1.妊娠中のストレスと鍼灸
妊娠中のホルモンバランスの変化や体調・身体的な変化でストレスは増え、感じやすく、溜まりやすい状態、気滞の状態です。
鍼灸は、氣の流れを促進し、調える効果があり、ストレスを軽減することができます。
鍼灸中に深いリラックス状態に入ることで、自律神経と共にホルモンバランスが調い、ココロの安定を得ることが出来ます。
妊娠期の鬱:マタニティ―ブルーや不眠などは、氣滞を解消することでも軽減されます。
妊娠中は睡眠の質が低下しやすいため、体力低下や免疫力低下に繋がりやすいので、ストレスを上手にリセットしていきましょう。
01ー2.妊娠中のカラダの不調とアロマセラピー
妊娠中は、お腹が大きくなるのと同時にからの重心が変化し、腰痛や首・肩こり、むくみなどが起こりやすくなります。
カラダの痛みは、更なる姿勢変化を誘発し、悪化の原因になります。
負担のかかっている部位への鍼灸ケアすることで、痛みを軽減します。
筋肉のコリや痛みが軽減すると姿勢がリセットされ、血管やリンパ管の圧迫も軽減されます。血液やリンパ液の流れを促進され、むくみや冷え、便秘の軽減にも役立ちます。
01ー3.妊娠中の免疫力と鍼灸
妊娠中は免疫機能が低下しやすい時期です。そのため、感染症や風邪にかかりやすくなることがあります。
鍼灸は免疫機能を強化し、病気に対する抵抗力を高めます。
鍼灸は全身の様々なバランスを調え、免疫系の働きを活性化させることで、妊娠中の健康維持に役立ちます。
01ー4.出産準備
鍼灸は分娩準備の段階での妊婦さんのサポートにも効果的です。
お灸による逆子調整が期待できます。
正しい頭位は分娩の成功率を高めるほかに安全な自然分娩を促進するのに役立ちます。
01ー5.負担の少ない継続ケア
カラダの変化が著しい妊娠期こそこまめな継続ケアが必要です。
副作用がないからこそ、継続したケアによる効果の蓄積が効果を最大限に引き上げます。
妊娠中の鍼灸適応症状
✔つわり ✔冷え症 ✔むくみ ✔めまい ✔腰痛・肩こり ✔睡眠トラブル ✔イライラ ✔憂鬱感 ✔逆子 ✔安産灸
02.妊娠期とアロマセラピー
アロマセラピーで使用するアロマオイル(精油)には、リラクゼーションやストレス緩和、血行促進、睡眠改善などの効能があり、精油を希釈するオイルには、保湿効果や皮膚の柔軟性を上げる効能があります。
また、オールハンドで行うオイルトリートメンや整体には、直接触れ合うスキンタッチによる効果も期待できます。
アロマセラピーは副作用が少ないため、妊娠期間中(妊娠週)毎の禁忌精油・ご自身のもつ植物アレルギー精油を避けることで安心してお受けいただけます。
アロマセラピーは、精油をブレンドしたオイルトリートメントだけが有効ではありません。
香りが直接脳へ働きかけることでも効果を得られるので、植物アレルギーが分からない・心配と思われる時には、芳香浴をしながら、オイルトリートメント受けるだけでも充分効果をご体感頂けます。
妊娠期間中はホルモンの変化を感じやすく、腰痛や浮腫み以外に落ち込みやイライラなどココロのマイナートラブル起こりがちです。
そんな妊娠期間中のママのココロとカラダのBestBalanceに鍼灸治療はお勧めです。
02ー1.妊娠中のストレスとアロマセラピー
妊娠中のホルモンバランスの変化や体調・身体的な変化でストレスは増え、感じやすく、溜まりやすい状態です。
アロマセラピーはリラクゼーション効果があり、ストレスを軽減することができます。
マタニティ―アロマセラピーは、ソフトなタッチで行う長めのストロークで心地よいリズムで行うため、深いリラックス状態に入りやすく、自律神経とホルモンバランスを調え、ココロの安定を得ることが出来ます。
ほぼ全員の方がお休みになられます。
ストレスからの解放で快適な睡眠のサポートを果たします。
02ー2.妊娠中のカラダの不調とアロマセラピー
妊娠中は、お腹が大きくなるのと同時にからの重心が変化し、腰痛や首・肩こりなどが起こります。
カラダの痛みは、更なる姿勢変化を誘発し、悪化の原因になります。
負担のかかっている部位へのアロマセラピーは適度な指圧をゆっくりかけることで、痛みやコリを軽減します。
また、筋肉の方向を考慮した方法やリンパ液の流れに沿った方法で血液・リンパ液の流れを促し、冷えや浮腫み解消も行います。
02ー3.妊娠中の免疫力とアロマセラピー
妊娠中は免疫機能が低下しやすい時期です。そのため、感染症や風邪にかかりやすくなることがあります。
植物の持つ抗菌作用を活用することで、免疫機能を強化し、病気に対する抵抗力を高めます。
また、血行促進による深部体温の上昇やリンパ液の流れ促進によるリンパ機能の向上により、免疫系の働きを活性化させることで、妊娠中の健康維持に役立ちます。
02ー4.出産準備
アロマセラピーも分娩準備の段階での妊婦さんのサポートにも効果的です。
出産に向けて、睡眠や食欲の変化など身体は準備をし始めますが、ココロがついて行かない状況です。
そんなココロ緊張は、カラダの緊張を引き起こし、分娩中の子宮口が開くことの妨げになることがあります。
分娩は自然の営みの1つ。香りやスキンタッチ効果がストレスフリーの状態を導き、出産のココロとカラダの準備をサポートします。
02ー5.負担の少ない継続ケア
カラダの変化が著しい妊娠期こそこまめな継続ケアが必要です。
副作用がないからこそ、継続したケアによる効果の蓄積が効果を最大限に引き上げます。
03.施術を受けるタイミング
安定期以降が安心かと思いますが、ご負担がなければいつでも。
つわりの方は、無理のない範囲でご利用ください。
また、以下の事項をご確認の上、ご予約下さい。
①経過が順調である
②母子手帳の提示が可能であること
③既存の疾患や合併症がある場合は担当の医師にご確認ください。
04.マタニティ―コース
同一姿勢に負担を避けるため短時間のコースからご用意しています。
①マタニティ―鍼灸
②マタニティアロマ
③マタニティフェイシャル
④マタニティハーバルスチーム
使用するお灸や鍼は、鍼灸経験や部位によって合うものを使用します。
お身体の状態により、ホットストーンやローラー鍼なども使用。
アロマセラピーはココロとカラダの緊張を解きほぐしリラックス効果が絶大です。
コリやハリが強く出ている部位だけでもプラスすることをおススメしています。
《モデルコース1》
プレ妊活(妊活前)、妊活歴の長い方、妊活以外のお悩みがある方
生理期:Oriental Therapy
生理後~排卵期:五行体質別ハーバルスチーム&Oriental Therapy
排卵期~生理前:五行体質別ハーバルスチーム&Luna cycle Therapy120分
《モデルコース2》
妊活以外にお悩み症状がほとんどない、少ない方、年齢的に若い方
シンプルかつ最もコスパが良いのが特徴
生理期:Oriental Therapy
生理後~排卵期:Oriental Therapy
排卵期~生理前:Oriental Therapy
《モデルコース3》
冷えや浮腫み、ストレスが強い方、東洋学的に気滞・血瘀・水滞の方
生理期:Oriental Therapy
生理後~排卵期:五行体質別ハーバルスチーム&Oriental Therapy
排卵期~生理前:五行体質別ハーバルスチーム&Oriental Therapy
《モデルコース4》
妊活歴の長い方、妊活以外のお悩みがある方、40歳以上の方、東洋学的に気滞・血瘀・水滞・腎虚の方
生理期:Oriental Therapy
生理後~排卵期:五行体質別ハーバルスチーム&LunacycleTherapy120分
排卵期~生理前:五行体質別ハーバルスチーム&Luna cycle Therapy120分
《モデルコース5 男性妊活》 2週に1回
OrientalTherapy
05.妊娠期のマイナートラブル
①つわり
妊娠初期の5週目くらいから始まり12週くらいには自然消失する症状。妊婦さんの50~80%に見られるが、辛さや期間の個人差が大きく、また、第1子、第2子で違うなどもあります。
原因は、ホルモン・自律神経・アレルギー・メンタルなどが関わっていると考えられていますが、明らかになっていません。
注意したいのは、母体に栄養障害をきたすような重度のつわり。
脱水に注意し、食事をこまめに摂るほか、医療機関での輸液療法(電解質やブドウ糖、ビタミン剤の点滴)、ストレス軽減の対策をとりましょう!
②頻尿・尿もれ
妊娠中は大きくなった子宮による膀胱の圧迫と、循環血液量の増加による尿量の増加の影響で、頻尿や尿もれになることがあります。妊娠中は夜間にトイレで目が覚めやすくなりますが、出産後は改善されます。
妊娠中の尿もれは珍しいことではなく、治療を要することはほとんどありません。注意が必要なことは、尿もれと破水の区別がつきにくいことです。尿もれと思っていたものが、数日後の診察で破水と判明することがあります。流れている感じが続くなど、気になる場合は医療機関に相談しましょう。
③便秘
妊娠中は便秘になりやすく、もともと便秘ではない人も妊娠後に便秘になることはよくあります。妊娠中はプロゲステロンというホルモンが分泌され、腸の動きが抑えられるためです。この状況が出産まで続くこともありますが、出産後は少しずつ便秘が改善されます。
便秘の予防には、水分、食物繊維を多く含んだ食品(根菜など)や発酵食品を積極的に摂ることと適度な運動が大切です。それでも便秘が改善されない場合は、妊婦健診で相談しましょう。必要に応じて下剤(酸化マグネシウムなど)が処方されます。
④痔
妊娠や出産をきっかけに痔になることは少なくありません。便秘で便が硬くなり、排便時に息むことが多くなると、肛門周囲の血管がうっ血し、痔になります。外痔核や切れ痔は痛みや腫れを伴います。
痔の予防には、まず便秘を防ぐことが大切です。規則正しい生活や食事を心がけ、場合によっては下剤を使用して対処しましょう。痔の痛みや腫れが強い場合は妊婦健診で相談しましょう。必要に応じて痔の薬(軟膏)が処方されます。出産後、痔は徐々に軽快します。
⑤むくみ
むくみは、体内の水分バランスが崩れることが原因で起こる症状です。本来、細胞の隙間を巡って栄養供給や老廃物の排除を担っている水分が、血流の滞りによって適切に循環しないことでむくみが起きます。
妊娠中は大きくなる子宮によって血管が圧迫されやすく血流が滞りがちです。また、むくみは塩分の取り過ぎや運動不足、ストレスなどが引き金となって起こることもあります。
まだ、お腹の小さな妊娠初期でも、つわりによって食べられるものが限られてしまうと塩分過多によってむくみがでやすくなってしまうことがあります。
⑥貧血
妊娠中は、体内の血液でママと赤ちゃん2人分の酸素や栄養を循環させる必要があります。そのために、妊娠期間中のママの体内では、血液量が通常時の1.5倍に増加します。
このとき、血液をサラサラにする血漿(けっしょう)という成分が多くなり、酸素や栄養を運ぶ赤血球が足りなくなることで、血液がたくさんあるにも関わらず貧血の症状が現れてしまいます。
血液量が増えても、ママと赤ちゃん二人分の酸素や栄養を供給できる赤血球量が確保されなければ貧血としてさまざまな症状が出てしまうのです。
妊婦の貧血は、早産や低体重児出産などを引き起こす可能性があります。妊娠初期から、しっかりと貧血対策をしておきましょう。
06.妊娠期のココロとカラダの変化
妊娠すると胎児の成長と共に、ママのココロとカラダが大きく変化します。
〈 妊娠初期 〉
カラダの見た目の変化はあまりありませんが、つわりによって、食生活が変化するため、栄養摂取の状況により、お肌トラブルや顔色などの変化はあるかもしれません。
つわりは、水分摂取にも影響します。かくれ脱水などを注意しましょう。
体を動かすことがツラい場合もあり、浮腫みなどの症状に悩む方も。
水分摂取不足とホルモンの影響で便秘に悩む方が多くなります。
〈 妊娠中期 〉
つわりが落ち着いてくるころ。
同時にお腹の膨らみ始めるため、徐々に体の重心が変化します。
そのため、腰痛や肩こりなどの症状に悩む方も増えてきます。
〈 妊娠後期 〉
胎児の体重が増加すると同時に、ママの体重も増加するため、息切れや動悸なども起こりやすくなります。
重心のズレはさらに大きくなり、また、骨盤の開きなどにより、腰痛や肩こり、背部痛などが強くなります。
骨盤の開きなどは、恥骨痛などを感じる方も。
また、腹部の圧迫により、胃もたれやトイレが近い、浮腫みや睡眠の質が落ちることがあります。
妊娠中はカラダの変化が大きいため、カラダのラインなどを気にする方が多く、体重の増減に敏感になりやすい。また、体調管理に対して神経質になる方もいらっしゃるので、自然体を心がけるようにしましょう。
妊娠中の変化に正解不正解はありません。身体の変化も第1子、第2子と異なります。変化を楽しむ余裕を持ちましょう!