頭痛
〈 偏頭痛・群発性頭痛・緊張性頭痛・後頭神経頭痛・気象変化による頭痛 〉
01.具体的な施術方法とアロマ
02.施術を受けるタイミング
03.頭痛について
03-1.東洋医学的頭痛(準備中)
03-2.現代医学的頭痛
04.頭痛が起こるメカニズム
05.片頭痛
06.群発性頭痛
07.緊張型頭痛
08.後頭神経頭痛(神経痛)
09.気象病頭痛
01.具体的な施術方法とアロマ
カウンセリングは、発症時期(期間)、生活習慣(生活リズム)と症状とのタイミング、症状の種類やお悩み度などのほか、月経周期や経血量・色・便通・食欲・睡眠などをお伺いします。
頭痛施術は
全身調整ストレッチを必須で行います。
鍼灸治療は、原因によりツボや経絡を選定し、背部や頸部・頭部への施術が多いのが特徴です。
アロマセラピーは、原因に合わせて調香を行います。
施術は、頸部~背部・デコルテ・腕への筋膜リリースや老廃物排出促進のリンパドレナージュと関連する経絡への経絡トリートメント、ツボ押しなどを行うのが特徴です。
主な目的は、
筋緊張緩和
筋疲労除去のための血液・リンパ液促進
氣血水の循環促進と機能調整
鍼灸の経験や部位により、使用するハリの太さやお灸の熱さレベルは適したものを使用します。
また、鍼は刺すだけでなく、鍼先だけを皮膚に軽くちょんちょんと当てる散鍼や
先の丸くなったてい鍼でのツボ押しや皮膚を擦る擦鍼、
コロコロと皮膚上を転がすローラー鍼などを刺さない鍼を使用することもあります。
鍼灸初心者の方も安心してお受けいただけます。
参考)頭痛ケア経穴(ツボ):天柱・風池・完骨・膈兪、百会、玉沈など
おススメのAroma精油:ペパーミント・ユーカリラジアタ・ゼラニウム・クラリセージ・イランイラン・ラベンダー・スィートオレンジなど
〈ご案内〉
頭痛とは関係ありませんが、クモ膜下出血や脳梗塞などの脳疾患後の後遺症(手足のしびれ・感覚麻痺・運動障害など)は鍼灸適応となります。お悩みの方、お悩みのご家族の方がいらっしゃる場合はお声がけください。
保険適用施術や訪問施術も可能です。
02.施術を受けるタイミング
痛みの程度や頭痛のタイプや診断名にもよりますが、頭痛があるときにお受けいただいても、治療との併用も大丈夫です。
タイプ・診断名別タイミング
ご自身の頭痛パターンが分からない・偏頭痛(片頭痛)・群発性頭痛の方:無症状の時、予兆を感じた時
緊張型頭痛の方:無症状の時、予兆を感じた時、肩こり首コリが強い時
03-1.頭痛の種類
東洋医学的頭痛
準備中
03-2.現代医学的頭痛
頭痛には「一次性」と「二次性」があります。
一時性頭痛は、ストレスや姿勢、生活習慣などがきっかけで起こる頭痛。
二次性頭痛は、クモ膜下出血や脳腫瘍などの脳疾患や副鼻腔炎、うつ病などが原因で起こる頭痛で、見逃すと危険な頭痛です。
㊟今までない感じたことがない痛み・徐々に強くなる痛み・痛みと共に吐き気やめまい、嘔吐する、視界の変化やしびれ、発熱や発疹が出た場合はすぐに医療機関へ
一次性頭痛の中には、血管の運動による偏頭痛(片頭痛)・群発性頭痛と筋肉の緊張による緊張型頭痛、神経による後頭神経痛あります。
鍼灸での適応可能な頭痛は、一次性頭痛になりますが、二次性頭痛の副鼻腔炎やうつ病に関しては、適応となります。
04.頭痛が起こるメカニズム
脳の内外の血管や頭につながる神経が圧迫、炎症などの刺激を受けたり、頭や首の筋肉が伸び縮みすると、それぞれの部位で痛み刺激を受け取り、反応することで起こります。
05.偏頭痛
偏頭痛(片頭痛)は血管性頭痛とも言い、血管の収縮により痛み起こります。そのため、動作に連動したり(頭やカラダを動きと伴う)、入浴したり、また、心拍に伴うリズムで起きます。
前兆症状があることが特徴的で、緊張型頭痛と併発することがあります。
〈痛みの表現〉
□ズキズキする
〈痛みの特徴〉
□拍動を伴う(心拍に伴って痛む)
□片側に起こる
□発作的に起こる
〈偏頭痛(片頭痛)の前兆症状〉
□目がチカチカ、キラキラしたり、視野が狭くなったりする(閃輝暗転:せんきあんてん)
□回転性のめまい
□音や光に敏感になる
□チクチク感や感覚が鈍くなる
□言葉が出にくくなる
□吐き気や嘔吐
などの症状が出ることがありますが、ない方もいらっしゃいます。
〈好発〉
女性の20~40代の方に多く見られ、月経周期により症状が現れる方も多い頭痛です。
〈原因〉
□精神的ストレス(解放されたときに起こりやすい)
□過労
□寝不足or寝すぎ
□食べ物:チョコ、チーズ、トマト、オレンジ、赤ワイン
□月経
□人ごみや騒音などの刺激
□天候変化(気圧変化)
などがあげられます。
が、実のところはっきりしておらず、三叉神経を刺激し、連鎖反応的に血管の拡張や炎症が起きているのではないかと考えられています。
06.群発性頭痛
群発性頭痛も血管性の頭痛の1つ。
片側の目の奥(目の周辺)からこめかみ周辺、前頭部(おでこの辺り)や側頭部にかけて、激しい痛みが起こります。
前兆症状は特にありません。
〈痛みの表現〉
□ズキーン
〈痛みの特徴〉
□1日に複数回繰りかえし、数日~数か月続く
□頭痛の期間を繰りかえす
□痛む方の目の充血や涙、鼻水、鼻づまりがみられる
□片側に起こる
□発作的に起こる
□睡眠中に起こる(目が覚めることも)
〈好発〉
男性の20~40代の方に多く見られる。(近年は男女差は少なくなっている)
〈原因〉
□精神的ストレス
□飲酒
□たばこ
□血管拡張剤
□気圧変化
などがあげられます。
07.緊張型頭痛
一次性頭痛の中で一多いとされるのが、緊張型頭痛です。
後頭部、こめかみ、額を中心に頭重感(頭が重い)、圧迫感、締め付け感がジワジワとおこり、しばらく続きます。
痛みの程度も軽度~中程度で、日常生活に支障が出ることは少ない痛みです。
偏頭痛(片頭痛)と併発することがあります。
〈痛みの表現〉
□ギューっと締め付けられる
□キツイ帽子や輪っかをかぶったよう
など
〈痛みの特徴〉
□両側に起こる
□痛みが持続する
□拍動はない
□日常動作では悪化しない(痛みは強くならない)
□締め付けられる痛み
□頭重感、鈍痛
□午後から夕方に起こる
□吐き気
□肩こり
□首こり
□光もしくは音に過敏になる
〈好発〉
年齢や性差はない
〈原因〉
□精神的・身体的ストレス
□長時間同姿勢
□猫背
□運動不足
□眼精疲労
□顎関節症
□頸部の外傷や頚椎症など
などがあげられます。
08.後頭神経頭痛(神経痛)
文字の通り、後頭部にある神経によって起こる痛み。
後頭神経の分布範囲で起こるため、後頭部や後頚部、耳の後ろ側に起こる頭痛です。
痛む部位は頭部ですが、後頭神経は、頭皮の感覚神経の1つで皮膚の痛みのため、深刻な事態にはなりません。
〈痛みの表現〉
□チクチク、キリキリ、ジリジリ、ジンジン
□ピリッと一瞬電気が走るような痛み
〈痛みの特徴〉
□片側の頭頂から後頭部に起こる
□耳の後ろ側が痛む
□下あごの辺りが痛む
□痛みがないときも違和感やしびれ感がある
□痛むポイントがある
□痛みポイントを押すと落ち着く
□日常動作では悪化しない(痛みは強くならない)
□肩こり
□首こり
〈好発〉
年齢や性差はない
〈原因〉
□精神的ストレス
□長時間同姿勢
□運動不足
□猫背
□頸部の外傷や頚椎症など
□感染症(単純ヘルペス・帯状疱疹など)
などがあげられます。
09.気象病頭痛
寒暖差や天気、気圧、湿度などによる体調不良を「気象病」と言われていますが、症状のNo.1は「頭痛」。
ズキズキ・ギューッと締め付けられる、めまいなど片頭痛と緊張性頭痛を併せ持った症状のほか、耳鳴りや関節痛、古傷の痛み(疼き)を伴うなどの特徴があります。
気象による体調変化を感じる人は、6割以上、洗剤患者数は1000万人とも言われています。
頭痛は若年層に、高齢者はめまいの症状が増えるとも言われています
〈痛みの表現〉
□ズキズキ・ズキンズキン
□ギューっと締め付けられる
〈痛みの特徴〉
□拍動を伴う(心拍に伴って痛む)もしくは伴わない
□片側もしくは両側に起こる
□発作的に起こる
□痛みが持続する
□日常動作では悪化しない(痛みは強くならない)
□締め付けられる痛み
□頭重感、鈍痛
□吐き気
□肩こり
□首こり
□光もしくは音に過敏になる
〈好発〉
女性(PMSや更年期症状がある方)に多い
乗り物酔いをしやすい方
〈原因
□気圧変化による血管拡張で神経が圧迫
□内耳の気圧変化
などがあげられます。