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​01.美腸鍼灸・アロマセラピー

美腸鍼灸・アロマセラピーは、便通異常(便秘・下痢・軟便気味)を調えて、腸をキレイに導くコースです。

 

カウンセリングでは、

・便通のお悩み歴と対策
・今現在、
服用されているお薬(処方薬や漢方薬)

・今後目指したい状態

食と生活リズム

運動習慣どを中心にお伺いします。

その他、

・冷えや睡眠

・生理周期、経血量、色、おりものの状態

などについてもお伺いします。

 

お着替え後にお腹に触れて行う腹診や脈の状態を診る脈診も必要に応じて行います。

便通は、自律神経系の統括範囲なので、

鍼灸治療・アロマセラピー共に、自律神経系調整は必須。それ以外に

骨盤内臓器の血流Up

​ホルモン分泌促進やバランスを調整

氣血水の循環促進と機能調整

​が必要になります。

なかでも、鍼灸治療は、胃腸の働き(消化促進や蠕動運動促進など)をサポートするツボや経絡系へ中心に行い、背部や腰回り・腹部への施術で鍼灸が多く行うのが特徴です。

鍼は刺すだけでなく、鍼先だけを皮膚に軽くちょんちょんと当てる散鍼

先の丸くなったてい鍼でのツボ押しや皮膚を擦る擦鍼

コロコロと皮膚上を転がすローラー鍼などを刺さない鍼を使用することもあります。

​鍼灸初心者の方も安心してお受けいただけます。

 

そして、アロマセラピーは、原因に合わせて調香を行います。

施術は、氣血水を循環させるリンパドレナージュの手法をメインに腹部への腸揉み腸活トリートメントを行います。

鍼灸の経験や部位により、使用するハリの太さやお灸の熱さレベルは適したものを使用します。

参考)

便通改善基本経穴(ツボ):天枢、大腸兪、神門、水分など

便通改善におススメのAroma精油:フェンネル・パチュリ・ゼラニウム・クラリセージ・ラベンダー・スィートオレンジなど

​02.施術を受けるタイミング

便秘・下痢共に、他の疾患の疑いがない場合は、出来るだけ早めにお受けいただくことをおススメします。

​2~3日分の食事リストがあると原因をつかみやすくなります。

(㊟長期にわたる下痢は、疾患が隠れていることがあります。その場合は医療機関の受診をお勧めします。)

​03.便通とは?

胃や小腸で消化された食べ物は、水分の多いどろどろの液状となって大腸に入り、ゆっくりと水分が吸収されて固形化(便塊化)し、肛門へと送られます。

もし便塊が何日も大腸内にあると、水分吸収はさらに進み、便塊は硬く小さくなります。

 

腸の動きは、自律神経に支配されています。

便を体外に送り出すためのぜん動運動(=ミミズの様な動きで、腸のくびれが肛門方向に伝わっていくこと)は、胃に食物が入ると指令(=胃・結腸反射)が出て始まります。

そして、便が直腸に達すると大脳に指令が送られ、便意をもよおします(=排便反射)。

ストレスにさらされると、自律神経がうまく働かないため正常な腸のぜん動運動が起こらず、便が滞って便秘につながることがあります。

便通は「お通じの便り」。

お通じは「排泄」の意味があり、「排泄のお便り」の意味となりますが、

人は、「食べる→消化→吸収→排泄」を滞りなく行える状態が、健康です。

​「便通」は、食べてから排泄するまでの一通りの流れ(通じ)のお便りの事とも言えます。

腸の働きと排便の仕組み

04.便秘とは

便秘とは、正常時に比べて便通の回数が減少・排便間隔が不規則になった状態の事です。

ご自身の体調に不調を感じない状態であれば、回数などは決まりはありません。

ほかにも、便が硬く、排便に困難を伴う、排便時に強くいきむ、排便後に残便感が残る便量が少なく腹満感や腹痛を伴う状態も便秘と考えられます。

ある意味、ご自身の感覚に左右される症状です。

​便が不十分で快適に出し切れない、快適と感じない場合は、便秘と定義されますが、5日以上排便がなく、不快感や違和感がある場合は要注意です。

食べた物が便として排出されるまでは通常1~3日かかると言われています。3日以上排便がない場合は、排便以外のカラダとココロのサインも見つけてみましょう。​

トイレ写真

04ー1.東洋医学的便秘

東洋医学で便秘は「大便秘結」と言われています。

排便に時間が掛かる、便意はあるのに出ないという状態です。

臓腑に熱がこもってしまったり、氣(エネルギー)がない、冷えによることが原因とされおり、4つのタイプに分けられます。

イプ1:熱秘

火事.jpg

胃腸に熱がこもってしまい、乾燥すしておこる便秘。

原因は、辛い食べ物の食べ過ぎや陽熱体質以外に発熱などです。

□辛い食べ物が好き □脂っこい物が好き □過食気味    □野菜はあまり食べない 

□喉が渇きやすい  □暑がり         □汗をかきやすい □腹痛が起きやすい  □膨満感がある 

□トイレに行ってもなかなか便が出ない  □口臭がある            □便が臭う                    □黄褐色の便

□生理前は便秘になりやすい

イプ2:氣秘

氣滞でおこる便秘

原因は、ストレスや運動不足、座っている時間が長いことなどです。

□ストレスが強いor長い   □胃痛・腹痛がある      □お腹や胸が張る               □げっぷが多い     

□口が苦い                             □胸やわき腹の膨満感         □便意があるが出ない      □便秘になったり軟便になったりする 

□運動不足・座っている時間が長い 

□生理不順 □PMSがある・強い □張ったような生理痛 □基礎体温がギザギザ

イプ3:虚秘

ベッドに腰掛ける患者

氣虚もしくは血虚により起こる便秘

原因は、氣血のエネルギー不足。長患いや出産後に多く見られます。

〈気虚〉

□汗が出やすい □排便時に汗が出る          □便は硬いもしくは軟便

□生理が長め     □生理痛が鈍痛                  □経血の量が多め・色が薄い・サラサラ 

 

〈血虚〉

□長期的な便秘         □立ち眩みやめまいがある    □眠りが浅い □貧血 □コロコロした便 

□生理が遅れやすい □生理期間が短い                 □経血が少ない・サラサラ・薄い色 

〈虚症状〉

□食欲がない     □お腹が張りやすい          □腹痛    □疲れやすい・疲労気味   □動機がある

イプ4:冷秘

排泄を司る臓=腎に陽氣が足りないため冷えて起こる便秘

原因は、虚弱体質の方や加齢です。

□寒がり               □お腹・腰・末端の冷え      □腰痛                                  □疲れやすい・疲労気味

□顔色が悪い     □冷たい物が好き                 □尿の色が薄く、量も多い  □夜中にトイレに2回以上起きる   

□便は最初は太いが最後は軟便 

□生理周期が長め  □生理が短い                         □経血量が少ない・色が黒い        □生理中に下痢・軟便

タイプはめやすで、1つのタイプだけとは限らず、混在します。

その他便通以外の現れている症状を診ながら、治療を進めていきます。

​04ー2.現代医学的便秘 

現代医学では、便秘は《急性便秘》と《慢性便秘》に分けます。

原因は様々ですが、生活習慣や間違った食生活(ダイエット)、運動不足・ストレスなど原因は多岐に渡ります。

鍼灸治療適応は慢性便秘①機能性便秘なります。

《 急性便秘 》

機能性便秘:一過性の単純便秘のこと。

原因)旅行など環境が変わったり、食事量が変化(食べる量が少ない)

​②器質性便秘

原因)主に疾患

腸管内狭窄:腸閉塞、急性虫垂炎、直腸の急性炎症

腸管外狭窄:腸腔内器官の炎症、急性代謝異常、急性心不全、感染症などの時に起こる

《 慢性便秘 》

①機能性便秘:鍼灸治療適応

弛緩性便秘

腸の運動機能(蠕動運動)低下により、大腸内に長時間とどまり、水分が過剰に吸収されることでおこります。便は「太い」「硬い」「コロコロ」が特徴。高齢者や経産婦に多く見られます。

原因)運動不足・水分不足・食物繊維不足・腹筋力低下・ダイエットや薬物

直腸性便秘(習慣性便秘)

便意を抑制する習慣で起こり、女性や子供に多く、寝たきりの方や高齢者にも増えています。便が直腸(肛門の手前)に来ているのに「便が出かかっているのに出ない」「便をした感じがしない」「少し便意はあるけどタイミングを逃すと一向に出ない」などの症状があります。出口に詰まっているような感覚です。

原因)排便を我慢する

痙攣性便秘

腸の痙攣(強く収縮してしまう)による便の通過不良で起こります。弛緩性便秘と同じように大腸内に長時間便がとどまることで水分が過剰に吸収され、コロコロと硬い兎糞状の便が出るのが特徴です。(弛緩性便秘とは原因が異なります)

原因)精神的ストレス・過敏性腸症候群(IBS)・環境の変化

②器質性便秘:

原因)主に疾患

腸管内狭窄:腫瘍、炎症、術後の癒着、腸の形成異常

腸管外狭窄:腹腔内臓器の腫瘍や炎症、術後、ヘルニア

③症候性便秘​:代謝、内分泌系疾患(甲状腺低下、糖尿病)、膠原病など

医療機関での治療が必要です。

汚れた腸

​05.女性に便秘が多い理由

便秘に悩む方は、男性より女性の方が多く、また、高齢者ほど多い傾向です。

女性に多い理由は

①身体的理由女性は腹筋が弱いため、大便を送り出すチカラが弱い

②ホルモン性ホルモンの働きが大きく作用します。「黄体ホルモン:プロゲステロン」はカラダに水分や塩分を溜め込む働きがあり、腸壁から水分を吸収するため、便が硬くなりやすくなります。そのため、月経前や妊娠中に便秘になりやすくなります。

 

「卵胞ホルモン:エストロゲン」は、皮膚や粘膜に潤いを与える働きがあります、粘膜である腸壁の潤いにも関わります。更年期になりエストロゲンの分泌減少により便秘になる方が増える要因となります。

 

③ダイエット:食事量を減らすことにより、便の材料が減少する事と、代謝に必要なビタミン・ミネラル・食物繊維や水分・脂肪分が減少するため、腸の蠕動運動などに影響し、便が硬く、排便しずらくなります。

④精神的理由:トイレに行くことの恥ずかしさを感じることが多く、また、周りへの気遣い(仕事が忙しい、仕事のキリが悪いなど)をする女性。そのため、トイレへ行くことを我慢してしまう事が多い。また、旅行など環境の変化に敏感な方が多いため、ストレスとなり便秘につながります。

便秘 便秘の年齢別有病率

06.便秘の影響

便秘は、不要なものが体内に残って知る状態。そのため、カラダに様々な変化が起こります。

*自律神経が乱れる

*疲れやすい・疲労感がつよくなる

*うつ状態

*感染症にかかりやすくなる

*冷え症になる

*痩せにくくなる・太りやすくなる

*浮腫みやすい

*肌トラブル(肌荒れ・乾燥・ニキビ・吹き出物・シワ・シミ・くすみなど)

*腹部が張る

*下腹部で音が鳴る

*食欲不振

*吐き気

*めまい

*おならがふえる・臭う

*肩こり

*口臭・体臭がきつくなる

*血便

*痔

​などなど、腸内環境が悪化することであらゆる症状を引き起こします。

07.下痢とは?

便の中の水分量が多くなり、形を失い、液状や泥状になった状態。

通常より柔らかい状態は「軟便」と言います。

腹部の不快感や腹痛を伴ったり、排便回数が増えることが多くなります。​

大腸の動きが異常(蠕動運動が活発)になると、大腸内の内容物の動きが早くなり、水分を吸収できず下痢や軟便になります。

また、大腸内の水分調節の異常が起きた時も便中の水分量が増して、下痢や軟便を引き起こします。​

下痢時の腸

07-1.東洋医学的下痢

東洋医学で下痢は「泄瀉(せっしゃ)」と言い、泥状もしくは水溶性の便で、回数が多く、渋り腹(便意があるのに出ないもしくは少量)でないことです。

タイプは5つ。

タイプ1:外邪(寒湿/湿熱)

気温や湿度など外からの要因(寒・湿・暑・熱)によって脾に負担がかかり起こる下痢。

​〈寒湿〉

□寒がり □冷え症 □寒気がする □発熱 □むくみやすい □水様便 

□便の臭いはない □腹痛 □お腹(腸の辺り)が鳴る 

​〈湿熱〉

□急迫する □便が臭い □肛門に熱感がある □口が渇く □のぼせ感がある

タイプ2:傷食(しょうしょく)

食べ物による下痢。

原因は、食べ過ぎ、冷たい飲食、生もの、脂っこい物などです。

​□粘り気のある便 □未消化の物ある □便が臭い □お腹が張る □食欲がない □気持ちが悪い 

□げっぷが出る □胃から上に上がる感じがある

タイプ3:肝鬱

ストレスによりおこる下痢。

強いストレス、長期のストレスが主な原因です。

​□ストレスを抱えている □緊張することがある □胸~喉の辺りに詰まり感 □ため息が出る □げっぷが出る

タイプ4:脾胃虚弱

消化吸収がうまくできずに起こる下痢。

もともと胃腸が弱い事や食生活の乱れ、疲労などにより起こります。

□泥状便 □倦怠感がある □食欲がない □顔色が悪い(黄色っぽい)​

タイプ5:腎陽虚

排泄を司る臓=腎の陽気が足りずに起こる下痢。

​冷えにより下腹部や手足が冷えていることが多く、明け方に起こりやすいのも特徴です。

□未消化の便 □早朝に多い □お腹が冷たい(冷える) □手足が冷たい(冷える) □腰から足がダルイ

07-2.現代医学的下痢

現代医学的には急性と慢性があります。

​下痢の多くは疾患や感染症などによるものが多いため、鍼灸治療・鍼灸&アロマセラピーの適応は、以下の場合になります。​

​《 急性 》

①一過性下痢気温変化、冷え、食事の後などにおこる

  原因)エアコンによる冷え、気温低下、冷たい物の飲食、飲酒、食べ過ぎなど

​②心因性下痢:学校、会社に行く前、試験・受験・会議・面接など大切なイベントの前に起こる

  原因)精神的ストレス

《 慢性 》

①症候性下痢過敏性腸症候群

  原因)明確ではないが精神的ストレスや自律神経の乱れなど

08.下痢の影響

下痢は、便と共に水分が排出されています。水分と一緒にミネラルも排出されています。

また、腸内の通過が早いため、栄養も十分吸収できない状態です。​

 

*脱水

*栄養障害

*体力ダウン、倦怠感

*肛門周りの炎症(痛みや切れ痔など)

などの症状が現れます。

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