更年期とは
更年期とは誰にでも訪れる期間。
女性では閉経の前後5年、トータル10年間の期間。
男性では特に決まっておらず、40歳代以降の場合が多く、終わりの時期(年齢)は特に決まっていません。
更年期症状と障害

更年期症状とは、更年期間中に現れる様々な症状の中で、他の疾患を伴わないものを言います。
更年期障害とは、更年期症状の中でも特に症状がツラく、日常生活に支障をきたす状態を言います。
更年期の主な症状
更年期の症状は多岐にわたります。
1.精神神経症状系
頭痛・めまい・不眠・不安感・イライラ感・うつ
2.血管運動系
ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)・動悸・息切れ・寝汗・発汗・むくみ
3.皮膚粘膜系
喉の渇き・ドライアイ
4.運動器関係
肩こり・腰痛・背中の痛み・関節痛・しびれ・手指の痛み・しびれ・変形
5.泌尿器 生殖器系
月経異常・尿失禁・性交痛・デリケートゾーンの痒み、乾燥


更年期の原因
更年期の症状は、
① 加齢と女性ホルモンの急激な変化
② 性格などからの心理的要因
③ 仕事や家族など生活・社会環境
など様々な要因が重なることで起き、
ストレスの疾患の1つとも捉えられています。

① 加齢と女性ホルモンの急激な変化
生きて年齢を重ねていくことで内臓器の機能も衰えていきます。
特に卵巣の機能は加齢によって衰え、女性ホルモンの分泌が激しく変化します。
急激に女性ホルモン分泌が減少し、
脳から分泌指令を出す → 卵巣は指令に合わせた量を分泌できない → 増えないから脳はさらに指令を出す
の繰り返しで脳がパニックを起こします。
エストロゲンの急激な変化とよく言われますが、エストロゲンとプロゲステロンはともに関わりあいながら分泌されるホルモン。プロゲステロンの分泌減少も更年期症状には大きく関わります。
2種類の女性ホルモンの分泌バランスがとても大事なのです。

② 心理的要因
ホルモンの変化は避けられませんが、そのホルモンの影響を受けやすい人がいらっしゃいます。
中でも、ストレスを感じやすい方。抱えやすい方。
これは、思考の癖、ココロでの捉え方の癖からくるものなので、心理的要因・性格などと考えられています。
特に「性格的に真面目で完璧主義、頑張り屋さん」は、日常生活や会社などで、頑張るがゆえにストレスの種類も多くなり、常に抱えている状態。
ストレスを解放することも大切です。
③ 仕事や家族関係などの環境要因
更年期を迎える頃は、仕事や家族関係の変化が訪れる頃です。
仕事ではそれなりの役職についていたり、それに伴い、仕事内容も変わってきます。
家庭では、子供の独立や親の介護など、役割の変化あります。
仕事でも家庭でも、自分以外の周りの変化の時期と更年期が重なることで、ココロもカラダも疲労しやすくなります。
コレって更年期症状??セルフチェック
更年期症状は、簡略更年期指数:SMI というものがあり、セルフチェックが出来ます。
施術を受けるタイミング
最初のタイミングは、「あれ?もしかして更年期かな?」と思った時。
既にその時から時間が経っているときは、上記のチェックシートの結果を基に、40歳以降で症状が複数該当した場合は早めのケアをおススメします。
また、症状と月経周期の関係や月経周期・経血量の変化なども日ごろからチェックすることも大切です。
そして、薬に頼らず、カラダへの負担が少なく、全身のバランスを取りながら、更年期症状・障害対策をしたいと思っているなら。
年齢的に他の疾患が隠れている場合もありますので、医療機関との同時ケアもおススメします。
Pranaでは、更年期は、ストレスによるものと体力の変化が同時に起こる時期のため、様々な症状が出やすいと考えています。
そのため、バランスを取ることが第一と考え、全身を診てバランス調整を得意とする鍼灸治療と脳をダイレクトに刺激し、オールハンドで行うことで温もりを伝えるアロマセラピーが適していると考え、導入しています。
●初診~3ヶ月 症状の強さやお悩み期間により、1~2週間に1回
「Lunacycle Therapy」 もしくは 「Oriental Therapy&オプション30分」
●3ヶ月~ 2~3週間に1回
《モデルコース1》
「LunacycleTherapy60分~」
《モデルコース2》
「OrientalTherapy&オプション30分」
《モデルコース3》
「五行体質別ハーバルスチーム&オプション30分」
《モデルケース4》
バランスフェイシャル
【 具体的な施術方法 】
お腹に触れて冷えや硬さ、触れたときの違和感などをチェック。
女性の基本経穴(ツボ)へのお灸とお悩み症状に関わるツボや経絡に触れてお灸や鍼をするツボや場所、回数、置鍼時間などを決めます。
生活習慣の改善や栄養(食事)指導、ストレッチ指導を行います。
参考)更年期女性基本経穴(ツボ):三陰交、血海、子宮、気海、陰陵泉、足三里など



使用するお灸や鍼は、鍼灸経験や部位によって合うものを使用します。

肩こりや腰痛なども強く見られる場合は、後頚部や腰部、臀部へ、
ホルモンのフィードバック機能の疲労も見られる場合は、頭部への鍼灸治療をプラスします。
鍼灸が苦手な方には、刺さない鍼やホットストーン、アロマなどへの切り替えを行います。


