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01.施術を受けるタイミング

生理直前~生理中の受診をお勧めします。*生理期間中でも受診可能ですが、ツラい場合は生理前に!

 

月経中(生理中)は、学校や行事を欠席したい、欠席が増えているという場合やご自身での対処療法として、鎮痛剤を飲むことがあるかと思います。

その鎮痛剤の

・服用量が増えている

・効き目が薄くなっている

そんな時は早めの受診をお勧めします。

症状と月経周期の関係や月経周期・経血量の変化なども日ごろからチェックすることも大切です。

他の疾患が隠れている場合もありますので、医療機関との同時ケアも推奨します。

学生がゆえに学業や部活の影響は否めません。

特に体重管理の必要な部活動の場合、スポーツパフォーマンス(技術やタイム)に影響することが分かっています。成長段階であることも忘れずに、無理な体重コントロールはせず、月経期と上手に向き合っていきましょう。

先生、顧問、保護者の方に言いにくい、分かってもらえないなどと悩んでいるなら、一度、ご相談ください。

㊟18歳未満の場合:治療に関しては、保護者の方にもお話をしておくことをおススメします。

●初診~3ヶ月 

Best① 1周期に2回〈高温期(排卵日~月経前)〉と〈 月経期 〉:「鍼灸&アロマセラピー」もしくは「鍼灸治療」

Best② 週に1回(月経期以外):「五行体質別ハーバルスチーム」

 

生活習慣の改善や栄養(食事)指導、ストレッチ指導を行います。

3周期間で施術内容と症状、そして、生活環境やストレスの関係を把握していきます。

状況によっては、2~3周期プラスになる事もございます。

●3ヶ月以降:1周期に1回

Best① 1周期に1回(高温期(排卵日~月経前)~月経期の間):「ウィメンズ鍼灸&アロマセラピー」 もしくは 「ウィメンズ鍼灸治療」

もしくは

Best② 週に1回(月経期以外):「五行体質別ハーバルスチーム」

❤学割治療について❤

月経困難症に悩むティーンエイジには、学割適用。(~高校生まで・学生証提示)

鍼灸治療10%OFF 五行体質別ハーバルスチームは40%OFFにてご利用いただけます。

​02.具体的な施術方法とアロマ

カウンセリングやお腹に触れて(腹診)により、腹部全体or部分的な冷えや硬さ、触れたときの違和感や年齢・月経周期を考慮します。

鍼灸治療は、背部や腰回りへの施術でお灸が多く、

アロマセラピーは、月経周期に合わせた調香を行い、

リンパ液や経血の排出を促すためのリンパドレナージュ

女性に関わる経絡に働きかける経絡トリートメント

を取り入れたオイルトリートメントが特徴です。

主な目的は、

骨盤内臓器の血流Upや

​ホルモン分泌促進やバランスを調整、

氣血水の循環促進、特に氣(き)・血(けつ)の機能調整

鍼灸の経験や部位により、使用するハリの太さやお灸の熱さレベルは適したものを使用します。

また、鍼は刺すだけでなく、鍼先だけを皮膚に軽くちょんちょんと当てる散鍼

先の丸くなったてい鍼でのツボ押しや皮膚を擦る擦鍼

コロコロと皮膚上を転がすローラー鍼などを刺さない鍼を使用することもあります。

​鍼灸初心者の方も安心してお受けいただけます。

生活習慣の改善や栄養(食事)指導、ストレッチ指導を行います。

 参考)女性基本経穴(ツボ):三陰交、血海、子宮、気海など

​    生理期におススメのAroma精油:ゼラニウム・クラリセージ・イランイラン・ラベンダー・スィートオレンジなど

​03.月経困難症がティーンの生活に与える影響とは

月経困難症は、20代の女性だけでなく10代の中高生でも多く、34~94%が何かしらの症状を抱えています。

月経困難症状が原因で

[約8~60%が学校を欠席する]

と報告もあります。

欠席以外にも、集中力の低下や学業への影響(テストが受けられない、実力を発揮できない、内申点が気になる、漏れが気になる)などメンタル的な影響のほか、スポーツパフォーマンスなどへの影響もあります。

10代の月経は、若いがゆえにホルモンバランスが不安定であったり、周期の乱れがあるのが当然と考えがちですが、相談できずに悩んでいることも多いのが現状です。

 

月経に関する知識を本人だけでなく周りの大人も備えることが必要です。

中高生女子の月経困難症
中高生女子における月経痛の程度

​04.月経困難症の種類

月経困難症は大きく2つの種類に分類されます。

 

① 機能性月経困難症:原因疾患がない

  月経の初日~2日目ごろの出血が多いときに強く、排卵がある周期で起こりやすい傾向があります。

​  年齢と共に、また、妊娠や出産によって軽減することがあります。

​  

② 器質性月経困難症:原因疾患や形状異常がある(先天性器奇形・子宮頚管狭窄・卵巣嚢腫・子宮内膜症・子宮筋腫・子宮腺筋症・骨盤内炎症性疾患・骨盤癒着など)

​  疾患は、30歳以上に多く見られるが、近年10~20歳代の子宮内膜症が増加傾向にあるため、機能性月経困難症との見極めも必要です。

​05.月経困難症は病気の予備軍かも?

10代は、学校生活以外にも社会生活の場が広がり、学校以外での友人や異性ほか出会う人との関わりが増え、その経験により人生を豊かにする大切な時期です。そんな大切な時期こそ10代らしい輝く時間を過ごして欲しいと思いませんか?

 

月経困難症は、そんなティーンエイジのQOLの低下させます。

月経自体は病気ではありません。

ただ、月経困難症は、病気のサインとなる事があります。

上記、「02.月経困難症の種類 ②器質性月経困難症」にも上げましたが、その一つが「子宮内膜症」です。

子宮内膜症は、本来は子宮にあるべき子宮内膜に似た組織が、子宮以外の部位に増殖をしてしまう症状の事。

本来ない部位に別の組織が増えるため、その部位周辺の組織と癒着が起きたり、炎症が起こり、痛みなどを引き起こします。

海外の調査で、思春期に月経困難症をたびたび経験していた人はなかった人に比べて、子宮内膜症罹患率が2.6倍と言われています。

​また、将来、不妊の原因にもなり、子宮内膜症の場合妊娠率は24~50%と言われていますが、重症の場合は10%以下とも言われています。

その他、子宮筋腫や子宮腺筋症など、様々な疾患のサインになりうる月経困難症。

ティーンエイジの今現在のQOLを下げるだけでなく、将来の不妊につながるかもしれない疾患のサインに対して行う対策は早めに行う事を推奨します。

 

より輝かしい人生への一歩です。

​05-1.子宮内膜症が進行すると

1例ですが、器質性月経困難症を放置してしまうと・・・

 

①チョコレート嚢胞が生じやすくなる

チョコレート嚢胞とは、子宮内膜が卵巣で増殖し血腫が出来ること。血腫がチョコレートのような色をしているためにこのような名前がついています。

​不妊の原因にもなります。

年齢が高いと卵巣がんになるリスクがありますが、若い方での卵巣ガンのリスクは0(ゼロ)ではありません。

②将来不妊の原因になる事も

卵巣や卵管に癒着が起こると、スムーズな排卵が出来ません。

​その結果、不妊につながることがあります。

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