疲れているのに眠れないのは、なぜ?│自律神経がつくる「眠りの準備」
- ココロとカラダのアロマ鍼灸師 Mamiko

- 13 時間前
- 読了時間: 5分
「今日は疲れたから、きっとぐっすり眠れる。」
そう思ってベッドに入ったのに、
なかなか眠つけない。
夜中に何度も目が覚める。
朝まで眠れたのに疲れが取れない…。
そんな経験はありませんか?
実はこの状態、自律神経の「切り替え」がうまくいっていないことが関係しているかもしれません。
疲れていることと、眠る準備ができていることは同じではありません。
眠りは、「疲れたから眠れる」のではなく、身体が休める状態になって初めて深い眠りへ入れるのです。
01.疲れていれば眠れる、とは限りません…

たくさん動いた日や仕事が忙しかった日は、
「今日はよく眠れそう♪」と思いますよね。
けれど、身体が疲れていても、頭や神経がまだ活動を続けていると、なかなか眠りに入れないことがあります。
例えば、
ベッドに入ってから仕事のことを考える
寝る直前までスマートフォンを見る
明日の予定が気になる
首や肩に力が入っている
「早く眠らなきゃ」と焦る
このようなとき、身体は横になっていても、内側ではまだ「活動中」の状態です。
眠りに必要なのは、ただ疲れることではなく、身体が安心して力を抜けることなのです。
02. 自律神経は、眠る前から働いています
自律神経は、呼吸、心拍、血流、体温、胃腸の働きなどを、私たちが意識しなくても調整しています。
よく、
交感神経は活動するとき
副交感神経は休むとき
とよく説明されます。
ただ、夜になった瞬間に、パチンとスイッチが切り替わるわけではありません。
夕方から夜にかけて、
明るさが落ち着く
活動量が減る
食事や入浴を終える
呼吸や心拍が穏やかになる
身体の熱が少しずつ外へ逃げる
こうした変化が重なることで、身体は少しずつ眠る準備を始めます。

03.眠る直前まで、カラダに情報を入れ続けていませんか?

現代は、ベッドに入ってからも、カラダはたくさんの情報を受け取り続けています。
スマートフォンの光だけでなく、
ニュース
SNS
メッセージ
仕事の連絡
家族の予定
明日のやること
など、心や頭を動かす情報が次々と入ってきます。
身体はベッドの上にいても、頭の中ではまだ一日が終わっていません。
特に、普段から頑張っている方ほど、静かになった夜に考え事が一気に浮かびやすいものです。
だから、眠る直前だけ何かを変えるのではなく、夜に向かって情報や刺激を少しずつ減らしていくことが大切です。
04.夜中に目が覚めるのも、自律神経と関係する?

眠りに入れたとしても、身体が緊張しやすい・緊張した状態では、眠りが浅くなったり、小さな音や暑さで目が覚めやすくなったりすることがあります。
また、夏は、
室温や湿度
寝汗
エアコンによる冷え
明け方の温度変化
など、身体が調整しなければならないことが増えます。
女性ホルモンの変化によって体温調節がゆらぎやすい時期には、ほてりや寝汗が眠りを妨げることもあります。
大切なのは、「目が覚めた=すぐに悪い睡眠」と決めつけないことです。
一度目が覚めても再び眠れ、日中に支障がなければ、必要以上に心配しなくてもよい場合があります。
一方で、
目覚める回数が急に増えた
再び眠れない
日中の眠気が強い
疲れや気分の落ち込みが続く
といった変化がある場合は、今の身体や生活を見直すサインかもしれません。
05.「眠らなきゃ」が、カラダを緊張させることも
眠れない日が続くと、時計を見るたびに不安になってしまいます。
「あと5時間しか眠れない。」
「明日も疲れてしまう。」
「また眠れなかったらどうしよう。」
こうして眠りを気にするほど、身体には力が入り、頭も冴えてしまいます。
眠りは、頑張って起こすものではありません。
眠れないときに必要なのは、自分を責めることではなく、
今はまだ、身体が休む準備の途中なのかもしれない
と、一度受け止めてみることです。
眠りを直接コントロールしようとするより、呼吸や光、温度、香りなど、眠りやすい環境をつくることの方が、身体にとってはやさしい働きかけになります。

06.自律神経を整えるではなく、切り替えやすく「調える」
自律神経は、いつも副交感神経が優位であればよいわけではありません。
日中は活動でき、夜は休める。
緊張が必要なときには頑張れ、終わったらチカラを抜ける。
そのように、必要に応じて行き来できることが大切です。
Pranaでは、自律神経を一方的に「リラックスさせる」のではなく、その方の生活や身体に合わせて、切り替えやすい状態へ調えていくことを大切にしています。
眠りは、自律神経だけで決まるものではありません。
巡り、体温、女性ホルモン、胃腸、呼吸、日々の緊張など、身体全体が関わっています。
だからこそ、「眠れない」だけを見るのではなく、今の身体全体を知ることが必要なのです。

まずは今の自律神経の状態を知ってみませんか?
同じように「眠れない」と感じていても、
頭が休まらない方
疲れが回復しにくい方
冷えや体温調節が関係している方
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▶次回は、「東洋医学では、眠りをどう見る?」
同じ「眠れない」でも、
考え事が止まらない方・冷えて眠れない方・夜中に何度も目が覚める方・
寝ても疲れが抜けない方
と様々いらっしゃいます。
東洋医学では、眠りだけではなく、身体全体に現れているサインから、その背景を考えていきます。
次回は、「氣・血・水」や五臓の考え方を、難しくなりすぎないようにご紹介します。



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