あなたの自律神経のゆらぎはどのタイプ?東洋医学の4タイプから見つける、私の調え方
「病院では大きな異常はないと言われたけれど、なんとなく調子が悪い」
「眠れないだけでなく、肩こりや頭痛、動悸、お腹の不調まで重なっている」
「自律神経の乱れかもしれないと思うけれど、何をしたらよいのか分からない」
そんなふうに感じていませんか?
自律神経の不調といっても、現れ方は人それぞれです。
イライラや緊張が強くなる方もいれば、身体が重くなる方、疲れて動けなくなる方、ほてりと不眠が重なる方もいます。
同じ「自律神経のゆらぎ」でも、身体の中で起きていることや、必要な調え方は同じではありません。
この記事では、今の身体を東洋医学の4タイプから見つめていきます。
「これ、私のことかも」と感じるタイプから、詳しい原因や調え方を読んでみてください。
※このチェックは病名や医学的な診断を決めるものではありません。現在の身体の傾向を知るための、一つの目安としてご利用ください。
01.自律神経は、身体を一定に保つための調整役

自律神経とは、私たちが意識しなくても、
・心臓を動かす
・呼吸を調節する
・体温を一定に保つ
・食べたものを消化する
・血流や発汗を調節する
・活動と休息を切り替える
などといった働きを続けています。
自律神経には、主に「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経は活動や集中に必要な働き、副交感神経は休息や消化に関わる働きを担っています。
どちらか一方がよく、もう一方が悪いわけではありません。
大切なのは、そのときの状況に合わせて働きを切り替え、活動したあとに休息へ戻れることです。
さらに女性の身体では、自律神経だけでなく、女性ホルモン、睡眠、体温、免疫、生理周期なども影響し合いながら、身体の内側を一定に保とうとしています。
仕事や家庭のストレス、睡眠不足、食生活、運動不足、生理周期、妊娠・産後、更年期などが重なると、その調整が一時的に追いつかなくなることがあります。
東洋医学では、その違いを「氣・血・水の巡り」「熱と冷え」「身体を支える力」などから見ていきます。
02.まずは4タイプをチェック

「最近の私に当てはまる」と感じる項目に、チェックをつけてみてください。
一番チェックが多いタイプが、今のあなたに現れやすい傾向です。
同じ数になった場合や、複数のタイプに多く当てはまる場合は、身体の状態が重なっていると考えます。
▶Aタイプ|巡りが滞りやすい、がんばりすぎるタイプ
東洋医学的には、「肝気鬱滞(かんきうったい)」といいます。
□ イライラしやすく、気持ちに余裕がない
□ 頭の中で考えごとが止まらない
□ 首や肩にいつも力が入っている
□ 頭痛が起こりやすい
□ 胸や喉につかえる感じがある
□ ため息が増えた
□ 生理前になると心身の不調が強くなる
□ お腹が張りやすく、便秘になりやすい
□ 休んでいても、何かしていないと落ち着かない
《このタイプの特徴》
ストレスや緊張によって、本来はなめらかに流れている「氣」が滞りやすくなっています。
頑張る力はあるのに、力を抜くことが苦手なタイプです。
上半身に力が集まりやすく、イライラ、頭痛、肩こり、喉や胸のつかえなどが現れやすくなります。
《調える方向》
巡りを動かし、自然に力を抜ける状態へ
▶Bタイプ|重さと熱を溜め込みやすいタイプ
東洋医学的には、痰熱内擾(たんねつないじょう)と言います。
□ 疲れると甘いものが欲しくなる
□ お酒を飲まないと気持ちを切り替えにくい
□ 味の濃いものや脂っこいものを好む
□ 胃やみぞおちが重い
□ 身体や頭が重だるい
□ 顔や脚がむくみやすい
□ 夜になると不安感が出る
□ 夢が多く、眠りが浅い
□ 朝起きても身体がスッキリしない
《このタイプの特徴》
身体の中に余分な水分による「重さ」と、ストレスや飲食による「熱」が残りやすくなっています。
例えるなら、身体の中が蒸し暑い梅雨のような状態です。
身体は重いのに、心や頭は落ち着かないという、重さとざわつきが一緒に現れやすくなります。
《調える方向》
抱えている重さと熱を少しずつ手放し、軽やかに
▶Cタイプ|巡りとエネルギーが不足しやすいタイプ
東洋医学的には、心脾両虚(しんぴりょうきょ)と言います。
□ 朝から疲れが残っている
□ 少し動いただけでも疲れやすい
□ やる気が出ず、何をするにも億劫
□ 集中できず、ぼんやりすることが増えた
□ 寝ついても眠りが浅く、夢をよく見る
□ 動悸や胸が落ち着かない感じがある
□ 食欲がない、または食べても元気が出ない
□ お腹を下しやすい
□ 心配ごとを繰り返し考えてしまう
□ 人と会ったあとや外出後に、どっと疲れる
《このタイプの特徴》
食べたものからエネルギーをつくる力と、心身を休ませる力が不足しやすくなっています。
眠っても回復しない、食べても元気が戻らないなど、「充電しているのに満たされない」と感じやすいタイプです。
さらに頑張って動くより、身体が受け取れる形で少しずつ補うことが必要です。
《調える方向》
エネルギーを補い、休んだ分だけ回復できる身体へ
▶Dタイプ|心と身体のバランスがゆらぎやすいタイプ
東洋医学的には、心腎不交(しんじんふこう)と言います。
□ 疲れているのに、なかなか寝つけない
□ 夜中に目が覚め、そのあと眠れない
□ 気持ちが落ち着かず、焦ることがある
□ 動悸や胸がざわつく感じがある
□ 顔や上半身はほてるのに、足元は冷える
□ 手のひらや足の裏が熱く感じる
□ 寝汗をかきやすい
□ 耳鳴りや耳の違和感がある
□ 物忘れや集中しにくさを感じる
□ 足腰が重く、以前より疲れやすい
□ 更年期に入ってから不調が増えた
《このタイプの特徴》
上半身には熱や緊張が集まりやすい一方で、足腰や身体の土台を支える力が不足しやすくなっています。
疲れているのに頭が休まらない、暑いのに冷えるなど、心と身体がちぐはぐに感じられやすいタイプです。
特に、過労や不眠が続いている方、更年期前後の方に見られることがあります。
《調える方向》
上に集まった熱と緊張を穏やかにし、心と身体のつながりを取り戻す
03.一つのタイプだけとは限りません
チェックをしてみて、
「Aタイプだけど、Cタイプにも当てはまる」
「BタイプとDタイプが同じくらい」
「体調によってタイプが変わる気がする」
と感じた方もいると思います。
それは珍しいことではありません。
女性の身体は、仕事や家庭環境、生理周期、季節、睡眠、更年期などの影響を受けながら、日々変化しています。
例えば、
Aタイプ+Cタイプ
緊張しながら頑張り続けた結果、エネルギーも不足している状態。
イライラや肩こりがある一方で、休んでも疲れが取れにくくなります。
Bタイプ+Cタイプ
胃腸が疲れているのに、甘いものや濃い味でエネルギーを補おうとしている状態。
身体の重さと、エネルギー不足が重なります。
Aタイプ+Dタイプ
緊張やストレスが続き、上半身の熱や不眠が強くなっている状態。
イライラ、ほてり、動悸、眠れなさが重なりやすくなります。
Cタイプ+Dタイプ
長く続く疲れや更年期の変化によって、心身の回復力が低下している状態。
疲れて動けないのに、夜になると気持ちが落ち着かないということがあります。
無理に一つへ決める必要はありません。
今の身体に複数の状態が重なっていることが分かれば、必要なケアも見つけやすくなります。
04.タイプによって、必要な調え方は変わります
自律神経の不調を感じたとき、
「とにかく温めたほうがよい」
「汗をかけばスッキリする」
「運動をして巡らせたほうがよい」
「リラックスすればよい」
と思うかもしれません。
けれど、同じケアがすべての方に合うとは限りません。
Aタイプ
軽く身体を動かし、滞っているものに出口をつくることが大切です。
Bタイプ
食べる量や飲む量、身体に残っている熱と重さを見ながら、少しずつ軽くしていきます。
Cタイプ
強い運動や発汗ではなく、休息と補うケアを優先します。
Dタイプ
冷えだけを見て強く温めるのではなく、上半身の熱と下半身の冷えを分けて考えます。
「自律神経を調える方法」として紹介されているものであっても、今の身体に合っていなければ、負担になることがあります。
だからこそ、症状名だけでなく、その症状がどのような背景から現れているのかを見ることが大切です。
05.Pranaでは「タイプ」だけで身体を決めません
タイプチェックは、今の身体を知る入口です。
ただし、チェックの結果だけで施術を決めるわけではありません。
Pranaでは、
・いつから不調が始まったか
・一日の中で変化するか
・眠りと目覚めの状態
・食欲やお通じ
・冷え、ほてり、発汗
・首肩や背中、お腹の緊張
・生理周期や更年期の変化
・服用している薬
・仕事や家庭で抱えている負担
・どのように過ごせるようになりたいか
などを確認します。
同じAタイプでも、体力が十分にある方と、疲れ切っている方では施術が異なります。
同じDタイプでも、ほてりが強い日と、冷えが強い日では必要なケアが変わります。
人の身体は、四つの箱にきれいに分けられるものではありません。
タイプを決めることよりも、その日の身体に何が必要なのかを一緒に見つけることを大切にしています。

06.鍼灸・アロマ・よもぎ蒸し、それぞれの役割
Pranaでは、その日の状態に合わせて、鍼灸・アロマセラピー・よもぎ蒸しを組み合わせます。
《鍼灸》
首や肩など症状がある場所だけでなく、背中、お腹、手足の状態も確認します。
全身の巡り、胃腸の働き、睡眠、冷えやほてりなどを見ながら、その日の体力に合わせて刺激量を調整します。
《アロマセラピー》
香りとやさしいタッチによって、無意識に力が入りやすい身体をゆるめます。
「リラックスしなくては」と頑張らなくても、人の手に身体をゆだね、考え続けている頭から離れる時間をつくります。
《五行体質別よもぎ蒸し》
冷えやむくみがあり、温めることが合う日に取り入れます。
ただし、ほてり、のぼせ、寝汗、強い疲労などがある場合は、よもぎ蒸しが合わないこともあります。
汗をたくさんかくことを目的にせず、その日の身体が心地よく受け取れるかを確認してご提案します。
毎回すべてを詰め込むのではなく、今のあなたに必要なものを選びます。
07.どの施術を選べばよいか迷ったら
初めての方は、ご予約の段階で自分のタイプや施術内容を決めきれなくても大丈夫です。
《全身の状態を確認してほしい》
眠り、疲労、冷え、頭痛、肩こり、胃腸の不調など、複数のお悩みがある方におすすめは、
→ 鍼灸ケア60分
《緊張が抜けず、深く休みたい》
眠り、疲労、冷え、頭痛、肩こり、胃腸の不調など、複数のお悩みを長期でお抱えの方におすすめなのは
→鍼灸&アロマセラピー90分
身体の内側から全身を調える鍼灸と、選んでいただいた香りのブレンドとソフトなハンドタッチで緊張をゆるめるアロマセラピーを組み合わせて、深いリラックスを。
《冷えやむくみが強い》
身体の状態を確認したうえで、五行体質別よもぎ蒸しを組み合わせることもできます。
「どれを選べばよいか分からない」ときは、今のお悩みをお知らせください。
症状や体力、施術へのご希望を伺いながら、一緒に考えていきます。
08.医療機関への相談も大切にしています
頭痛、動悸、息切れ、めまい、耳鳴り、強い疲労、不眠などは、自律神経のゆらぎ以外の病気でも現れることがあります。
症状が強い、長期間続いている、日常生活に支障がある場合は、医療機関へご相談ください。
特に、
・突然起こった強い頭痛
・胸の痛みや強い息苦しさ
・失神や意識が遠のく感じ
・手足のしびれや動かしにくさ
・突然の聞こえにくさを伴う耳鳴り
・急激な体重変化
・強い気分の落ち込みや不安
などがある場合は、自己判断で「自律神経の乱れ」と決めず、早めの受診が大切です。
Pranaでは、医療による検査や治療を大切にしながら、必要に応じて鍼灸やアロマセラピーを組み合わせるという考え方を大切にしています。
▶ゆらいでも、また戻れる身体へ
自律神経のゆらぎがあるからといって、身体が弱いわけではありません。
身体は毎日、気温、環境、ホルモン、睡眠、感情などの変化に合わせて、ちょうどよい状態へ戻ろうとしています。
目指したいのは、二度とゆらがない身体ではありません。
忙しい日や眠れない夜があっても、自分の身体から届くサインに気づき、無理を重ねる前に戻ってこられること。
柳の枝のように、ゆらぎながらもしなやかに戻れる身体を、一緒に育てていきましょう。










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