自律神経のゆらぎ:Bタイプ「甘いものやお酒で、気持ちを切り替えていませんか?」〜身体の重さ・胃もたれ・不安な眠り〈痰熱内擾タイプ〉〜
一日頑張ったあとは、甘いものが欲しくなる。
夕食と一緒にお酒を飲むと、ようやく気持ちを切り替えられる。
「少し控えたほうがいい」と思っていても、疲れている日ほど手が伸びてしまう——。
そんなことはありませんか?
食べることや飲むことは、本来、心と身体を満たしてくれる大切な時間です。
ただ、疲れやストレスを抱えたまま食べる量や飲む量が増えてくると、身体の中に余分な「重さ」と「熱」が残りやすくなることがあります。
東洋医学では、このような状態を「痰熱内擾(たんねつないじょう)」と呼びます。
今のあなたは、休むために食べたり飲んだりしているのに、身体はうまく休めなくなっているのかもしれません。
※この記事でご紹介するタイプは、病名や医学的な診断ではありません。今の身体を見つめるための、東洋医学にもとづく一つの目安です。ほかのタイプも含めて確認したい方は、こちらからご覧ください。
▶Bタイプの方は、こんなことありませんか?
当てはまるものをチェックしてみてください。
□ 疲れると甘いものが欲しくなる
□ お酒を飲まないと気持ちを切り替えにくい
□ 味の濃いものや脂っこいものを好む
□ 食後も口寂しく、つい何かを食べてしまう
□ 胃もたれや、みぞおちの重さがある
□ 身体や頭が重だるい
□ 顔や脚がむくみやすい
□ 寝ついても夢が多く、眠りが浅い
□ 夜になると不安感や落ち着かなさが出る
□ 朝起きても、口の中や身体がスッキリしない
チェックが多かった方は、東洋医学でいう「痰熱内擾」の傾向があるかもしれません。

▶今のあなたは「重さと熱を溜め込みやすいタイプ」
東洋医学でいう「痰(たん)」は、喉から出る痰だけを指すものではありません。
身体の中でうまく巡らず、余分な水分や重さとなって溜まっているものを、広く「痰」と捉えます。
そこに、ストレスや食べすぎ、飲みすぎなどによる「熱」が加わると、身体の中がスッキリ晴れない状態になります。
例えるなら、身体の中が“蒸し暑い梅雨”のような状態です。
水分は溜まって重いのに、内側には熱がこもっている。
そのため、
・身体や頭が重い
・むくみやすい
・胃やみぞおちがスッキリしない
・不安や落ち着かなさがある
・夢が多く、ぐっすり眠った感じがしない
・朝からだるい
といった、重さとざわつきが同時に現れやすくなります。
▶自律神経から見ると、どのような状態?
日中に緊張やストレスが続くと、夜になっても頭や身体が活動モードから切り替わりにくくなることがあります。
そのようなとき、甘いものやお酒は、一時的に気持ちをゆるめてくれるものでもあります。
「これを食べれば、ひと息つける」
「一杯飲めば、ようやく仕事を忘れられる」
それ自体が悪いわけではありません。
ただ、食事の量や飲酒量が増えたり、寝る直前まで飲食したりする日が続くと、眠っている間も消化や代謝に負担がかかりやすくなります。
寝つけたように感じても、
・夜中に何度も目が覚める
・夢をたくさん見る
・朝に疲れが残る
・胃が重くて食欲がない
という状態につながることもあります。
Bタイプに必要なのは、甘いものやお酒を急にすべてやめることではありません。
今の身体が処理しきれずに抱えている「重さ」と「熱」を少しずつ手放し、自然に休める状態へ戻していくことです。
▶なぜ、この状態になりやすいのでしょうか?
Bタイプの背景には、
・甘いものを食べるとホッとする
・お酒が一日の区切りになっている
・夕食の時間が遅い
・早食いや食べすぎが多い
・味の濃いものや脂っこいものを好む
・座って過ごす時間が長い
・疲れて身体を動かす気になれない
・ストレスを食べることで紛らわせている
・眠りが浅く、さらに甘いものが欲しくなる
といった生活の重なりが見られることがあります。
「我慢できない自分が悪い」のではありません。
頑張った心と身体が、食べることや飲むことに“手っ取り早い休息”を求めている場合もあります。
必要なのは自分を責めることではなく、「私は何から休みたくて、これを選んでいるのだろう」と気づくことです。
▶無理が続いていると……
身体の中に重さと熱が残りやすい状態が続くと、
・だるさやむくみが抜けにくい
・胃もたれやお腹の張りが続く
・頭が重く、集中しにくい
・寝ても疲れが取れない
・悪夢や中途覚醒が増える
・不安感や動悸が気になる
・食べているのに満たされない
といった不調が重なることがあります。
甘いものやお酒を楽しむことが問題なのではありません。
「楽しむため」ではなく、「つらさを忘れるため」に必要になってきたときは、身体から届いているサインかもしれません。
▶今日からできるセルフケア
Bタイプのセルフケアで大切なのは、急に全部をやめることではなく、「少し軽くする」ことです。
1.まずは一回分だけ減らす
お菓子を一袋食べているなら、少しだけ残す。
お酒を二杯飲んでいるなら、一杯目のあとに水や炭酸水を挟む。
ゼロにするのではなく、身体が処理する量を少し減らしてみましょう。
2.食べる前に「今、何が欲しい?」と確認する
お腹が空いているのか。
疲れているのか。
イライラしているのか。
ただ、ひと息つきたいのか。
食べることを止めるためではなく、自分の状態に気づくための確認です。
3.夕食後に少しだけ歩く
長い運動をする必要はありません。
食後に5〜10分歩く、室内で軽く身体を動かすなど、無理のない範囲で巡りを促してみましょう。
4.夜遅くは「少し軽いもの」を選ぶ
夕食が遅くなった日は、量を少し控えたり、脂っこいものを避けたりして、眠る前の胃腸への負担を減らします。
食べないことを頑張るのではなく、翌朝の身体が少し軽く感じられる選び方をしてみましょう。
5.お酒以外の「一日の終わり」をつくる
好きな香りを使う。
温かすぎない飲み物をゆっくり飲む。
照明を少し暗くする。
短い音楽を一曲聴く。
お酒をやめることから始めるのではなく、気持ちを切り替える方法を一つ増やしてみてください。
▶「やめられない自分」を責めてしまうあなたへ
甘いものやお酒を減らそうと思っても、疲れると元に戻ってしまう。
そんな自分を見て、「意志が弱い」と感じていませんか?
でも、今必要なのは我慢を増やすことではありません。
その奥にある、
「疲れた」
「もう考えたくない」
「安心したい」
「少しだけ自分を甘やかしたい」
という気持ちに気づくことです。
身体と心が少しずつ休めるようになると、無理に我慢しなくても、選び方が自然と変わることがあります。
▶Pranaの施術でできること
Bタイプの施術テーマは、
「重さと熱を手放して、軽やかに」
Pranaでは、食べすぎや飲みすぎだけを問題にするのではなく、
・胃やみぞおち、お腹の状態
・むくみや冷えの有無
・顔や上半身のほてり
・睡眠の深さや夢の多さ
・お通じの状態
・食欲の変化
・ストレスと食事の関係
などを確認し、その日の身体に合う施術を組み立てます。
《鍼灸では》
お腹や手足などの状態を確認しながら、胃腸の働きと全身の巡りに配慮して施術します。
余分なものを強く押し流すのではなく、身体が本来持っている「巡らせる・処理する・休む」という働きを支えていきます。
《アロマセラピーでは》
背中や脚などを、その日のむくみや緊張に合わせてトリートメントします。
香りとやさしいタッチによって、食べることや飲むこと以外にも「ホッとできる時間」を身体で感じられるようにしていきます。
▶Bタイプにおすすめの施術
Best Plan
鍼灸&アロマセラピー90分
+身体の状態により、五行体質別よもぎ蒸し
鍼灸で胃腸や全身の巡りに配慮しながら、アロマセラピーで身体の重さや緊張をやさしくゆるめるプランです。
冷えやむくみが強く、温めることが合う日には、五行体質別よもぎ蒸しを組み合わせることもできます。
ただし、Bタイプには「熱がこもる」という特徴もあります。
顔のほてり、口の渇き、強いのぼせ、寝汗などがある日は、よもぎ蒸しを行わず、鍼灸とアロマセラピーを中心にするなど、その日の状態に合わせて調整します。
毎回同じ組み合わせにするのではなく、
・温めたほうがよい日
・熱をこもらせないほうがよい日
・胃腸を休ませることを優先する日
を見極めながらご提案します。
目指すのは、
・身体や頭の重さが少し軽くなる
・胃のつかえが気になりにくくなる
・夜に落ち着いて過ごせる
・食べることやお酒以外にも、休める方法が見つかる
そんな変化です。
▶医療機関への相談も大切にしています
胃もたれやみぞおちの痛みが続く、吐き気が強い、急な動悸や息苦しさがある、眠れない状態や強い不安感が続いている場合は、自己判断で「自律神経の乱れ」と決めず、医療機関へご相談ください。
また、飲酒量を自分で減らすことが難しい、飲まないと眠れない、飲酒によって仕事や生活に影響が出ている場合も、早めに専門家へ相談することが大切です。
Pranaでは、医療による検査や治療を大切にしながら、必要に応じて鍼灸やアロマセラピーを組み合わせるという考え方を大切にしています。
▶さいごに
甘いものやお酒に手が伸びるのは、あなたが弱いからではありません。
これまで頑張ってきた心と身体が、
「少し休みたい」
「何かで切り替えたい」
と伝えているのかもしれません。
まずは、食べたことや飲んだことを後悔するよりも、その前にどのような疲れがあったのかを見つめてみてください。
身体の中に溜まった重さを少しずつ手放し、食べることや飲むことを、罪悪感ではなく心地よく楽しめる自分へ。
無理なく、今のあなたに合う方法から始めていきましょう。
ほかのタイプも確認してみる
複数のタイプに当てはまる方も少なくありません。気になるタイプをあわせてご覧ください。










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