やる気が出ない…そんな方は必見!鍼&灸でやる気がUp!
- ココロとカラダのアロマ鍼灸師 Mamiko
- 2024年10月24日
- 読了時間: 3分
鍼灸治療は、肩こりや頭痛、生理期・更年期対策だけではありません。
「やる気アップ」にも大きく関係しています。
今回は、そのメカニズムと効果について説明します。

1.ストレス軽減とリラクゼーション効果
鍼灸治療では、身体の特定のツボ(経穴)に鍼を刺したり、お灸による温熱効果で、神経系や血流に影響を与えることが出来ます。
この刺激によって、副交感神経が活性化し、リラックス状態が促進されます。リラックスすることで、ストレスを感じると副腎から分泌されるホルモン「コルチゾール」の分泌が減少し、心身の緊張が和らぎます。
「コルチゾール」の軽減により、ストレスや不安感などが軽減され、身体の緊張も解けて軽やかになり、更に気持ちも軽くなることで、やる気や集中力が高まりやすくなります。
ちなみに「コルチゾール」は、長期間のストレスや強い&大きなストレスを抱えているときは、分泌し続け、ココロとカラダを過緊張状態にします。
副腎の疲労にもつながり、必要時に分泌できなくなったり、必要以上にエネルギーを使い、疲労しやすくなったり、抗炎症作用・免役抑制作用などの暴走がおきることで身体の不調を引き起こしやすくなります。
2. エネルギーの流れ(氣)の調整
東洋医学では「氣(エネルギー)」流れが体内で滞ると、倦怠感や気分の落ち込みが起こると考えられています。
「不通促痛」と言う言葉がありますが、この意味は「氣が通らなくなることで痛みが促される」ということ。
特に不通状態は「氣滞」という氣の滞りと同じで、ココロもカラダも痛みや不調を感じやすくなります。
氣滞はいわば、氣の交通渋滞です。実際の交通渋滞中、平穏な気分でいられますか?
氣滞によって、肩こりや頭痛、不安感、焦燥感などココロとカラダの変化がおきるはこのせいです。
氣は、血や水の流れを作る源です。
血が滞る「血滞」や「水滞」の状態を引き起こし、全身のバランスを崩すようになります。
鍼灸治療では、氣血水の大元の氣の流れを調え、全身のバランスを改善します。
氣がスムーズに流れることで、カラダの活力が増し、やる気も向上するとされています。

3. ホルモンバランスの調整
鍼灸治療は、自律神経系に働きかけることで、エンドルフィンやセロトニンといった脳内の神経伝達物質の分泌を促進します。これらの物質は、心地よさや幸福感をもたらし、気分の改善に寄与します。また、エンドルフィンが分泌されることで、自然な「やる気」や「ポジティブな気持ち」が湧き上がりやすくなります。
自律神経系への働きかけは、やる気ホルモンだけでなく、ホルモン全体の働きにも作用します。
そのため、睡眠に質の向上や日中の活力Up、性ホルモンのバランスにも大きく影響するのです。
4. 慢性疲労の改善
鍼灸治療は、慢性疲労やカラダのだるさを軽減する効果があります。
慢性的な疲労感が続くと、やる気が起きにくくなりますが、鍼灸によって筋肉のこりや緊張がほぐれ、血行が促進されると、体全体のエネルギーが回復しやすくなります。
カラダがラクになる事で、やる気やモチベーションが高まる効果が期待できます。
5.まとめ
鍼灸治療は、カラダの状態を調え、ココロをリラックスさせることで、やる気を引き出すのに役立ちます。
ストレスの軽減、エネルギーの流れの調整、ホルモンバランスの改善など、複数のメカニズムが相まって、自然なやる気の向上につながります。
気分の落ち込みや倦怠感を感じているときには、鍼灸治療を取り入れてみるのも良い方法の一つです。
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