1週間の勤務が終わる金曜日は疲労感でぐったり。
土日、のんびりとしっかり休んだ。
なのに、月曜日の朝、疲れが取れていないってことありませんか?
お休みの過ごし方、見直してみませんか?
1.「疲れた~」は○○のサイン
「あ~疲れた」
と言いながらあなたが今、触れているところはどこでしょう?
どんな動きをしていますか?
何を飲みたい!食べたい!と思っていますか?
何をしたいと思っていますか?
「疲れた~」は、
「これ以上、運動や仕事などの作業を続けるとココロとカラダに害が及びますよ~」
という警報サイン。
レベル的には3くらいでしょうか?
でも、いきなり警報が発せられるのではなく、徐々にココロとカラダには初歩的な注意報レベルの症状が現れています。
この注意報で既に、ココロとカラダは対応をし始めています。
この対応を、「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」と言い、
・自律神経系
・内分泌系
・免疫系
の3つが対応をして保たれています。
この3つの対応動作には、優劣・優先順位はほぼありません。
そのため、どこが動作するかによって、ココロとカラダの症状(サイン)が変わります。
疲れると、
食欲が増す・減る
すぐ寝落ち・寝付けない
ボーっとする・落ち着かない
便秘になる・下痢になる
など
時と場合によってサインが異なるのは恒常性維持機能の初動動作の違いです。
ちなみにこの3つは単体ではありません。
バランスを持って働いています。
このバランスを「ホメオスタシスの三角形」と言われ、正三角形を保つようになっています。
そのため、対応の初動時は、環境や体質など個人差に合わせ、バランスを保とうとするので、症状(サイン)も様々なのです。
疲れた~の警報サインの前にも注意報があることをお忘れなくお過ごしください。
2.疲れ注意報の具体的なサイン
この動き具合により、ココロとカラダに現れる症状が異なります。
実は「疲れた~」と発する・気が付く前の注意報時には、現状以上の心身活動を制限するサインがあります。
・痛み(肩こりや腰痛、胃痛・頭痛など)
・思考能力の低下
・刺激に対する反応の低下(感情の低下も含む)
・注意力の低下、注意散漫
・動作緩慢、行動量の低下
・胃腸トラブル(胃もたれ・食欲不振・過剰食欲・便通異常など)
・睡眠トラブル(眠れない・起きられない・眼が良く覚めるなど)
・皮膚トラブル(アトピーの悪化、蕁麻疹、痒み、湿疹、肌荒れなど)
・眼のかすみ(目の周りの筋痙攣や結膜炎など)
などです。
この「疲れた~」をリセット:休養方法は、2つの方法があります。
3.リセット:休養方法
1つ目は、疲れた時に真っ先に行う方法
①消極的休養パッシブレストPassive rest
2つ目は、多分あまり取り入れられない方法で
②積極的休養アクティブレストActive rest
です。
種類 | 消極的休養 パッシブレスト(Passive rest) | 積極的休養 アクティブレスト(Active rest) |
特徴 | 体を動かさず、何もしないことで体を休ませること。 大の字になって寝そべったり、瞑想したり、睡眠などです。 | ウォーキングやストレッチなど軽い運動をすること。 全身の血行を改善し、疲労物質の排出を促して疲労回復を早め、精神的な疲労を取り除く効果があります。 また、新陳代謝を促進して体をリフレッシュさせることで、次の練習や試合、行動に備えられるというメリットがあります。 |
具体的な方法 | ①ゆっくりとくつろぎ、好きなことをして過ごす。ドラマや映画鑑賞、音楽を聴く。 【コツ】好き、心地イイ、気持ちイイが優先!好きなアロマを共に ②ゆっくり睡眠 【コツ】ゴロゴロするだけでもOK。㊟寝すぎに注意 ③自分をマッサージをする 【コツ】 ・自分を労わる気持ちを持って。 ・好きなアロマオイルやクリームを使う。 ④食事 【コツ】 ・食べたいものを食べる・味をしっかり楽しむ。 ・おしゃべりしながら食べる。 ・外でピクニック気分で食べる。 ㊟ながら食い、暴飲暴食 ⑤部屋の掃除をする 【コツ】狭いところから始める ⑥料理をする 【コツ】 ・1品でもOK ・お気に入りのお皿を使う ⑦ペットとじゃれ合う 【コツ】見るのでもOK
⑧深呼吸をする 【コツ】まずはしっかり吐くことから、そして吸った空気をカラダの隅々まで届かせるイメージで。 | ①ジョギングやウォーキング、水泳or水中ウォーキングなどの有酸素運動 【コツ】 ・体がぽかぽかと温かく、少し心拍数が上がるor軽く息が上がる程度からスタート ・目安は「疲れを感じない程度(筋疲労を感じない程度)」・20~30分程度・自分のペースで行う ②入浴 【コツ】 ・心地良さを感じる温度。38~40℃の少しぬるめがおススメ ・好きな香りと共に ③トリートメント(マッサージ)を受ける 【コツ】 ・心地よいと感じるトリートメント(マッサージ)を選ぶ |
㊟「マッサージ」と言う言葉は、あん摩マッサージ師の国家資格を持っている場合に使われる言葉なので、トリートメントと言う言葉を使います。
4.積極的休養のマッサージとは
積極的休養でおススメしているトリートメント(マッサージ)は運動と同じ効果があります。
そのため、積極的休養に分類されます。
と言うのも、手技自体が筋肉に働きかけるためです。
全身トリートメントの場合は、全身の血液・リンパ液・体液の動きが活発になります。
合わせて体温が上がったり、排出したり、吸収したりとカラダ中が活発になります。
正に、全身運動。
さらに、アロマトリートメントの場合は、精油成分が微量ながら皮膚からの吸収があるため、精油の分解・排出も行われるため、カラダの生理機能は更に活発化します。
鍼灸も同じです。
鍼灸は、皮膚や筋肉に微細なキズを作ります。
キズは、命に危機に関わるものとカラダは認識しているため、カラダ中の様々な機能(免疫、ホルモン(内分泌系)、神経伝達物質、血流(自律神経系))が、健康状態へ導くために動きます。
ホメオスタシスの発令です。
そのため、鍼灸もトリートメント(マッサージ)と同じく積極的休養になります。
Pranaでは五行体質別ハーバルスチームがありますが、こちらも積極的休養の1つ。
サウナの様に発汗がプラスされ、さらに経皮吸収により体内の動きも活性化されるからです。
積極的休養は、筋肉の疲労である肉体的疲労にも頭の疲労である精神的疲労や神経的疲労、全ての疲労においておススメの休養方法なのです。
*疲労の種類についてはこちら
最後に
「動きたくない、ボーっとしたい、でも、何かしないと!」と思っている方、
「効率良く早くリセットしたい!」とお考えの方
施術方法は、鍼灸のみ?アロマのみ?鍼灸&アロマ?
→→→→→ 施術方法は、お選びいただけます!
疲労回復だけ?
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せっかく時間をかけるなら、Pranaに来ていただくだけで、心地良く&気持ち良く、そして、充分な積極的休養でココロとカラダの疲労リセットが可能ですよ。
東洋医学的&現代学的倦怠感についてはこちら
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