食後の疲れと、夕方の足の重さが気になるあなたへ
〜疲れやすさ・胃腸の弱り・むくみが重なる脾気虚(ひききょ)傾向〜
食後にどっと疲れる。
夕方になると足が重く、靴下の跡が残りやすい。
そんな状態を、東洋医学では「脾気虚」の傾向として捉えることがあります。
東洋医学の「脾」は、解剖学上の脾臓だけを指すのではなく、食べたものから身体に必要なものを取り込み、全身へ運ぶ働きのまとまりを表します。
▶こんなサインありませんか?
□ 食後に眠くなったり、疲れを感じたりしやすい
□ 食欲にむらがある、胃もたれや軟便が気になる
□ 疲れると、身体全体が重だるくなりやすい
□ 夕方になると、足の甲や足首がむくみやすい
□ 忙しい日が続くと、むくみやだるさが気になる
□ 月経後に疲れが残り、足の重さも気になりやすい
□ 眠っても疲れが抜けず、朝から身体が重く感じる
▶東洋医学からみると
東洋医学では、「脾」は飲食物から身体に必要なものを取り込み、氣や血を作り、身体のすみずみへ運ぶ働きに関わると考えます。
この働きが弱まると、食事から得た力を十分に活かしにくくなり、疲れやすさや胃腸の不調、身体の重だるさにつながることがあります。
水分を運ぶ働きも滞りやすくなるため、むくみが気になることがある、というイメージです。
「身体を動かすポンプが少し疲れて、水分を運ぶ力が落ちているような状態」と考えると、イメージしやすいかもしれません。
▶どうしてこの状態になりやすいの?
食事の時間が不規則、または食事を抜くことがある
忙しくて、食事を急いで済ませがち
疲れているのに休めず、予定を詰め込んでいる
座りっぱなしで、身体を動かす時間が少ない
睡眠不足が続き、朝から疲れが残っている
食べ物だけを原因と決めつけず、食事の時間や量、食後の体調、睡眠、活動量を数週間メモしてみましょう。
食事を急に制限する必要はありません。まずは「どんな日に疲れやむくみが出やすいか」を見つけることから始めてみてください。

▶自分をいたわるセルフケアポイント
食事はできる範囲で規則的に。よく噛んで、急がず食べる
食後に数分歩く、または足首をゆっくり動かす
長く座る日は、時々立ち上がって身体を動かす
水分は極端に減らさず、こまめに摂る

ツボ:足三里(あしさんり) 膝のお皿の下から指幅4本ほど下、すねの外側にあるくぼみが目安です。親指で強く押し込まず、手を添えて心地よい程度に触れてみましょう。

▶サロンでは……
むくみだけでなく、食欲やお通じ、疲れやすさ、睡眠、月経後の体調なども伺いながら、その日の状態に合わせた鍼灸やアロマのケアをご提案します。
食べ方や生活を「できている・できていない」で評価せず、続けやすい見直しを一緒に探していきます。
▶最後に
疲れやむくみが気になる日は、「何を食べたか」だけでなく、「どれくらい休めたか」「座り続けていなかったか」も振り返ってみてください。
小さな記録が、ご自身に合うケアを考える手がかりになります。
ここで紹介しているタイプは、東洋医学の考え方をもとに体調を振り返るための目安です。医学的な診断ではなく、複数の傾向が重なることや、時期によって変化することがあります。
ツボのセルフケアも、痛みを我慢して強く押す必要はありません。
むくみが急に強く出た、片脚だけが腫れている、痛み・赤み・熱感がある、顔やお腹などにも広がっている場合は、医療機関へ相談してください。
妊娠中のむくみや、持病の治療中・薬を服用中の方は、セルフケアを始める前に担当の医療機関へ相談してください。



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