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更年期だから必要なデリケートゾーンケア

執筆者の写真: ココロとカラダのアロマ鍼灸師 Mamikoココロとカラダのアロマ鍼灸師 Mamiko

更年期に差し掛かると、女性の体はさまざまな変化を経験します。

多くの女性が気にしているのになかなか聞けないデリケートゾーンの悩み。

ホルモンバランスの変化による膣の乾燥や違和感は、ごく一般的な症状です。

そんなとき、適切なデリケートゾーンケアや膣洗浄が役立つ場合があります。

デリケートゾーンのこと知っていますか?

変化の多い更年期のデリケートゾーンの環境を調えるための正しい知識をお伝えします。




1.更年期とデリケートゾーントラブル


更年期は、女性ホルモンの1つエストロゲン(卵胞ホルモン)の減少が起こります。

エストロゲンは皮膚や筋肉にとってとても多彩な働きを担っています。

筋肉の生成や修復、肌のハリや弾力、柔軟性、潤いなどを保つ働きをしており、その減少により皮膚や筋肉は次のような変化を遂げます。


コラーゲンやエラスチン線維の変性による肌の弾力低下

皮脂分泌の減少による肌の乾燥

セラミドの減少による肌の乾燥

皮脂膜や角質層の薄化によるバリア機能の低下


など。

頭から足の先の皮膚や目や口腔内、デリケートゾーンの乾燥やシワ・たるみ、肌荒れなどの肌トラブルになります。


また、血管も皮膚組織と同じなので、血管の変化も起こり、血管自体の健康維持の他血管の柔軟性にも影響が起こるため、血流の変化が起こるため、末端である肌への血流量の減少によりくすみや皮膚のターンオーバーの遅延、真皮の働きが低下によるシワやたるみも目立つようになります。


2.更年期のデリケートゾーントラブル


デリケートゾーンは、粘液を分泌する粘膜と言われる膜のような組織です。

刺激に弱いため、刺激緩和のために粘液を分泌し守っているのですが、この分泌もエストロゲンの働きの1つ。

特にデリケートゾーンでは、粘液の分泌により膣粘膜を潤して厚く丈夫にしてくれる働きがあるため、エストロゲンが減少していくと粘膜が薄くなりちょっとした刺激にも傷つきやすくまた乾燥もしやすくなります。


〈 更年期のデリケートゾーンの主なお悩み 〉

乾燥

デリケートゾーンや膣壁、膣内膜が乾燥し、柔軟性が低下。ショーツの擦れなどを感じやすくなります。

かゆみ

膣内の自浄作用が弱まることで、細菌感染や炎症に弱くなり、かゆみやかぶれが慢性化しやすい環境になります。ナプキンやライナーの擦れによるかゆみ増加

萎縮性膣炎

デリケートゾーンの痛みやかゆみ、不快感、違和感

膣の緩み

腟から空気が漏れる/腟ナラ(ちなら)、頻尿や尿もれ、お湯漏れ(膣に入ったお湯が漏れる)など

骨盤底筋群の緩み

骨盤臓器脱(筋力が低下で、骨盤内臓器の子宮や膣自体が外に出てくること)、尿漏れ、頻尿、便漏れなど





3. 膣の自然なバランスをサポート


粘液の分泌量の変化は皮膚のpHバランスにも影響を与え、肌トラブルが起こりやすくなります。

皮膚のBestなpHバランスは、皮膚の常在菌のバランスにも影響し、バランスが崩れると悪玉菌の繁殖が増えて肌トラブルを引き起こします。


お顔の皮膚であれば、乾燥しやすくなったり、赤みが出やすくなったり、痒みが出たり…


デリケートゾーンであれば、膣の乾燥感や感染症(膣炎など)のリスクを高める要因になります。


お顔は、クレンジングや洗顔フォーム、化粧水、クリームや乳液、美容液としっかりとケアを行って予防することが出来ます。同様に、適切なデリケートゾーンケアを行うと、デリケートゾーンや膣内のpHバランスを整える助けとなり、トラブル軽減に繋がります。


また、デリケートゾーンケアは骨盤底筋群のケアに通じます。

骨盤底筋群の一部には、膣を引き締める筋肉があり、膣ケアをすることで膣筋が健康=粘膜の健康となるからです。


骨盤底筋群 通常 緩んだ状態 更年期 産後


4. デリケートゾーンのニオイや不快感の軽減

更年期には、デリケートゾーンの違和感やニオイが気になることもあります。


エストロゲンは、膣周辺に存在する乳酸菌(膣内:デーデルライン桿菌、膣から子宮頸部:ラクトバチルス乳酸菌)のエサを増やす働きがあります。


乳酸菌は膣内をpH4.5以下の酸性に保ち、病原菌や悪玉菌の繁殖を防いでいます。

膣ケアを適切に行うことで、不快感を和らげるだけでなく、清潔感を保り、デリケートゾーントラブルを防ぐことができます。


特に、専用のケア製品を使えば、デリケートな膣の健康を損なうことなく、安心です。


5. 自信と快適さを取り戻す


デリケートゾーンのトラブルは、尿漏れ・膣の緩みからお湯漏れや膣ナラなど日常生活や精神的な自信に影響を与えることがあります。

適切な膣洗浄を取り入れることで、快適さと自信を取り戻し、健康的な日常生活を送りやすくなるでしょう。


6.適したデリケートゾーンケア


膣には自然の自浄作用があり、洗いすぎると逆にそのバランスを乱してしまう恐れがあるので過度の膣洗浄は避けましょう!


〈デリケートゾーンの洗い方ポイント〉

①普段の洗浄は、お湯のみ。週に1〜2回専用ソープを使用する

②泡で洗う

③手をカップ状にして、お湯をためパシャパシャゆすぐ

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〈デリケートゾーンの調え方ポイント〉

①デリケートゾーンを清潔にしたら、専用化粧水や美容液を使用する

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フェムセラム デリケートゾーン専用美容液

〈膣の調え方ポイント〉

①専用の膣洗浄を使用する

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〈トイレでのデリケートゾーンケアポイント〉

①お小水の後は、手に5巻き程したトイレットペーパーを10秒ほどあてた後、ポンポンしながら前から後ろへふき取る。

*尿がふき取れず、残っていると、菌の繁殖に繋がりニオイの原因になります。


デリケートゾーンケア トイレの拭き方

7.まとめ

人生100年時代。

更年期は新しいステージの始まりです。

デリケートゾーンケアを上手に取り入れて、ココロもカラダも健康で楽しい毎日を送りましょう!


輝かしい更年期 更年期は新しいステージ 幸年期

骨盤底筋群の筋トレは後日ご紹介します。

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