カラダとココロのBestBalanceへ
アロマ鍼灸師のMamikoです。
鍼灸治療で使用するお灸。
鍼と一緒で、経験をしたことのない方は多いですね。
しかも、
「悪いことをすると灸をすえるぞー」
って、これって、
「悪いところにお灸して、悪いところをやっつけて、良い状態にするぞ~!」
って事。
お灸は、罰ゲームではありません!
お灸は、カラダとココロのBestBalanceへ導く輝かしい素敵な治療方法なんです。
しかもセルフケアも出来ちゃう便利グッズ。
グッズって言うと軽すぎるケド、それくらい簡単に取り入れられちゃいます。
今日は、そんなお灸のご紹介です。
1.お灸は何で出来ている?
お灸は何で出来ているかご存知ですか?
お灸はとっても身近な植物「よもぎ」から出来ています。
草餅の原料でもあるよもぎです。
でも、よもぎ全部を使うのではなく、よもぎの葉の裏に生えている「毛(線毛・毛茸とも言われます)」から出来ています。
ざっくり言うと、この毛だけを集めて、生成して、乾燥させて、細かくしたものを、指を使って丸めたり、棒状にしたり、筒状にしたりして使用します。
ちなみにこのよもぎにも精油・芳香成分があります。
チネオールと言われる成分で、リラックス効果や炎症や鎮痛作用があります。
2.お灸の種類
形状によって名前が異なりますが、治療院などでよく使われる&Pranaで使用しているものを紹介します。
①切艾(きりもぐさ)
モフモフっとしたもぐさを、キレイに熨して、紙に包み、1つ1つ区分けされた状態や筒状のもの。
1つをそのまま使用することもあれば、さらに小さくひねって使用することもあります。
昭和の時代、我が家では祖父がセルフケアに良く使っていたお灸です。
効果的には、これが一番!
ツボの上に置き、お線香で点火します。
熱さを感じやすいのですが、お灸のパワーが凝縮してスーッとカラダの深部へ届くお灸です。(感じ方には個人差があります。)
しかし!
火傷のリスクと慣れない方にはパワーが強いのか「熱さ」を優先的に感じてしまうので、Pranaでは、お灸治療初心者~入門者には使用しません。
こんな風に小さくひねって施灸します。
こんな感じで連続に施灸します。↓
②台座灸(だいざきゅう)
もぐさを筒状にして、クッションのような紙の台座に乗せた物。
裏に両面テープがついていて、点火後、お肌に貼って使用します。
おそらくよく見るお灸の形。
セルフケアでご家庭にある方もいるのでは?
ちなみにPranaでは、よく使用しています。
というのも、火傷をしにくいのと温度の強弱が調整可、匂いが切艾に比べて少ないから。
③棒灸(ぼうきゅう)
台座灸の筒状のお灸をもっと太く長くしたお灸。
その名の通り、棒状のお灸。
多くのもぐさが燃えますので、煙がスゴイ!
なので、スモークレスタイプもあります。
でも、もぐさが燃える時に気化する芳香(精油)成分の効果を考えると、スモークレスも善し悪しだけど、匂いが気になる時はスモークレスを使用します。
ちなみにPranaでは、生薬を練りこんだ棒灸を使用しています。
よもぎも生薬の1つで温め効果は抜群ですが、さらに練りこんだものを使用し効果Upを図っています。
暖かさがじんわ~りと伝わるので、低刺激過ぎて物足りない方もいらっしゃるようですが、箱型の物に差して使用すると、広範囲にじっくりじんわり温めることが出来ます。
箱型の物を使用するので、Box灸と言ったりします。
生理痛ケアなどで、下腹部や仙骨辺りにおいて使用します。
(生理に伴うお悩みの方はLunaCycleTherapy)
程よい暖かさになるので、フェイシャルケア時に使用することもあります。
お腹が暖かいと、副交感神経が優位になりリラックス効果もUp。
副交感神経が優位になることで、ストレスが解除。
イライラや落ち込みが軽減され、ココロの安定にもつながります。
消化にも良いですね。
胃の弱い方にはおススメです。
カラダを巡る血液も暖かくなるため、顔色が良くなります。
美肌効果もUpです。
でも、吐き気などがある場合は注意が必要です。
吐き気の原因によっては、かえって悪化することもあるので、ご相談くださいね。
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