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その不調、冷えのせいかも│冷えによる不調

「冷え」は、「冬」の悩みだと思っていませんか?

冷えは、「夏」こそ要注意です。

生活環境の変化で、強制的な「冷え」が起こり、女性だけでなく、男性のお悩み症状になっています。

冷えもジェンダーレスの時代。

そして、冷えは慢性化しています。

冷えをリセットすることがない生活を1年中しているからです。


ちなみに、慢性症状は生活習慣病です。

日々の生活リズムや癖に積み重ねが、症状を引き起こし、慢性化させます。


「冷え」もその一つです。



まずは、冷えによるカラダの生理機能。



1.冷えによるカラダの生理機能の変化


ヒトは冷えると、体温を維持、逃がさないようにするために


血管・リンパ管が細く収縮

流れが不良:遅くなる、一度に流れる量が減る

必要なものがカラダの細部へ届きにくくなる、不要なものが血管内に回収されにくくなる

不調が起こる


〈 血液が運ぶもの 〉

・酸素、二酸化炭素

・血小板(止血物質)

・白血球(免疫関連物質)

・栄養(糖質・脂質・アミノ酸・ビタミン・ミネラル)

・ホルモン

・各臓器(組織)での代謝物

・温度

・水

など


〈 リンパ液が運ぶもの 〉

・白血球の一部(免疫細胞)

・細胞から出た老廃物

・細菌、ウイルスなどの異物

・脂肪

・水

など


身体中を巡ることで物質交換をしているのが血液・リンパ液です。

冷えにより、

流れる量が減少 → 物質の交換減


量が減るとパワーのdown。

血管・リンパ管内に物質がとどまり、更に狭くなってしまう事もおきます。

特に不要物質がとどまってしまうと、悪さを起こします。

本来は外に出すものが、その場にいるので、血管・リンパ管の状態は想像が付きますね。


新鮮で必要なものは来ない、不要なものは出ていかない。


ゴミ屋敷まっしぐらです。




2.冷えによる症状


今お悩みの不調は、どんなものがありますか?

次にあげる症状は「冷え」が一つの原因をしてあげられます。

こういったことがきっかけになり、様々な症状が起こり始めます。


・肩こり

・疼痛(関節痛・頭痛・肩痛・腰痛・腹痛・生理痛など痛み関連)

・浮腫み

・血圧変化

・動悸

・筋痙攣(こむら返り)

・消化不良

・便通異常(下痢、便秘、下痢↔便秘)

・膨満感(ガスが出る、溜まる)

・痔

・生理不順

・PMSの悪化

・更年期症状の悪化

・動悸、息切れ

・倦怠感

・疲れやすい

・ボーっとする(集中力がない)

・躁鬱傾向

・睡眠トラブル(寝つきが悪い、途中覚醒、早朝覚醒、多夢)

・皮膚トラブル(ニキビ、吹き出物、シミ、シワ、たるみ)

・毛髪トラブル(抜毛、薄毛、白髪)


など

ここに書ききれていないぐらい、症状は様々です。


では、夏の冷えが深刻な状態なのはなぜなのか?



3.夏の冷えが深刻になる理由


〈 食生活 〉

夏の冷えはエアコンによるもののほかに、飲食物による冷えがプラスされます。

夏の食材は元々、カラダを冷やす作用があるものです。

その食べ物を冷やして食べる。

そして、冷えた飲み物に氷を入れてさらに冷やして飲む。

これを冷えた部屋の中で行う。

プラスでもなく、掛け算でもなく、二乗しているような感じ。

「過剰な冷え」となります。


〈 排尿量・発汗量・運動不足 〉

夏の食材は、発汗を促すために水分を排出する働きを持つものが多いのも特徴。

身体の中に水分が生まれやすい状態です。

なので、排出するという作業をしなければいけません。

発汗や排尿などをしっかり行う必要があります。


水は冷える性質があるので、カラダの余分な水分はためておいてはいけません。

特に尿は、不要な水ですから、我慢せずに行くことが必要です。

ただ、トイレに行くことが面倒という理由から、水分を控えてしまったり、仕事柄、水分摂取が難しいというお話もよく聞きます。

私自身も施術中にはトイレに行けませんので、調整するので水分摂取の難しさは実感。

でも、ある程度摂取しないと、カラダは逆に溜め込みます。

生理機能をはたらかせるには水は必要なため、カラダはその分をキープしようとします。

水分を取らない癖がつくと、

脳は「外からは入ってこないカラダだから、キープしておこう」

とかえって溜め込みます。

それが、溜め込んが水となり、浮腫み・冷えを起こすようになります。


水のもう一つの性質、下に溜まりやすい。

ヒトで言うならば、下半身に溜まりやすい。そのため、下半身の浮腫みをして現れます。

暑くて運動量の減る夏は、筋肉の動きも少なく、水がカラダを巡りません。

そのため、より下半身に溜まったまま動かない状態になり、足元の冷えになります。


〈 汗冷え 〉

運動なしなくても、体温を下げるためにそれなりに汗はかいています。

が、その汗の処理をしていますか?

今回は匂いでなく、汗でぬれた状態が冷えの原因になります。

「汗冷え」

です。

妊活中の方で、お腹の冷えを守るために腹巻を使用している方も多いのですが、冷えた腹巻をしていたのでは、お腹を冷やしているのと同じです。

替えの腹巻や速乾性の腹巻、腹巻とお腹の間にタオルを挟んでタオルを交換するなどの工夫も必要です。

もしくは、外出時は使わず、PC作業などオフィスにいる時のみを使用すると良いかもしれません。


〈 薄着 〉

当たり前ですが、夏は、薄着です。

外気温に合わせた洋服では、室内は寒すぎるので、室内用の洋服の工夫が必要になります。

羽織るものやひざ掛け、レッグウォーマーなどの使用は冬同様で。

素材や色を夏バージョンにして、対策をしましょう!



といっても、熱中症の危険もあるので、「冷え対策」が難しい。

室内外の温度差の変化が大きくなる分、自律神経も乱れによる循環不良も起こりやすくなります。


「冷え」はもはや冬だけの症状ではありません。

一年中、エアコンで管理された快適な環境は、自律神経の働きの幅を小さくしているのかもしれません。

大きなブレには対応できないカラダ、適応能力が落ちたカラダとも言えます。



いかがでしたか?

症状や原因、当てはまる事ありましたか?

また、ご自身で改善出来そうなことありましたか?

まずは行動が大切です。

出来ることから始めてみましょう。


自律神経のBalanceスイッチはどなたにでもあります。

そのスイッチを探して、ONしましょう!

ONの仕方が分からない

改善しにくい

効果が出にくい

などありましたら、ご相談くださいね。


「全身を診る」鍼灸は、スイッチONが得意です。


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