第3弾:最終話!
カラダを作るための栄養素3大栄養素と言われる「糖質」
ダイエットの敵とみなされがちですが、摂り方・減らし方を間違えるとココロとカラダに大きな影響を与えます。
影響を受けている方は多いのではないでしょうか?
特に、5年10年と長期的に慢性的な不調を抱えている方は、糖質の摂り方を変えていくことをおススメします。
というのも、糖質の理想的な摂取量は、男女ともに1日に必要な総エネルギー摂取量の50~65%とされており、相当な割合を占めているからです。
「糖質」を摂り方を変えて、人生の味方にしてみませんか??
【糖質はココロとカラダの味方③】
9.糖質過剰による疾患
糖質過剰は、生活習慣病(糖尿病・動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞など)の原因になります。
糖質は分解されて血液中に溶け込み、肝臓に貯蔵されます。肝臓の貯蔵場所は無限ではありません。このシステムがうまく働かなくなると、血糖値が上昇します。
血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のこと。血糖値を正常にするための機能ももちろん備わっています。
それが、すい臓から分泌される「インスリン」。
血糖値が高くなると、すい臓からインスリンが分泌され、血糖値を下げます。
血糖値が高い状態が続くとすい臓は、24時間365日営業で疲弊し、血糖値のコントロールが出来なくなります。
この状態が「糖尿病」。
血液中にブドウ糖がいっぱいの状態で、これは、砂糖水状態と同じです。
砂糖水がカラダ中を流れることによって、様々な病気を引き起こすのです。
(*食生活は生活習慣の1つ。食生活によって起こる病気の総称を生活習慣病と言います。)
10.血糖値の急上昇がダイエットを阻害する
「血糖値スパイク」と言う言葉、聞いたことありますか?
血糖値スパイクとは、食後の血糖値の急上昇&急降下のこと。
インスリンの分泌によって血糖値はコントロールされますが、このコントロールを混乱させる原因の一つ。このような状態が続くと、すい臓の疲労し、機能しなくなり、「糖尿病」に。
また、常に血糖値が一定値より高い&血糖値スパイクの常態化は、カラダの慣れとなり、インスリンの効果が効きにくくなります。
その結果、肥満を引き起こし、血管や心臓などに負担がかかり、疾患に繋がります。
血糖値スパイクの特徴的な症状としては、食後の眠気、空腹時のイライラや気持ちのムラなどです。
ココロの面に現れると、落ち着かせるために甘い物を欲します。甘い物は快楽物質ドーパミンを分泌するため、過剰な糖質摂取とつながります。
「血糖値スパイク」の原因となる甘味料をして注目したいものは
「果糖ブドウ糖液糖」「ぶどう糖果糖液糖」と言われる「液糖」です。
血糖値を急上昇させる甘味料が添加されているからです。 血糖値に問題があれば当然控えるべきであり、健康な方にも望ましくありません。
血糖値スパイク以外にも、果糖が多く含まれる果糖ブドウ糖液糖は、「中性脂肪」や「AGEs(終末糖化産物)」という老化を促進する物質が生じやすく、特に太りやすいというデメリットもあります。
慢性症状にお悩みの方やダイエットをお考えの方、腸活を意識されている方には、非効率な甘味料です。
ただ、コストを抑えるにはとっても優秀なため、多くの調味料やドレッシング、清涼飲料水に使用されているため、お財布には優しい甘味料でもあります。
11.血糖値スパイクを避ける炭水化物
食品によって、血糖値の上昇スピードが異なります。
血糖値の上昇スピードを数値化したものがGI値(グリセミック指数)。
高いほど、血糖値スパイクを起こしやすくなります。
血糖値スパイクを避ける糖質の代表的な炭水化物は
そば、玄米、春雨、五穀米、オートミール、パスタなどです。
高い物は
白米、うどん、食パンなど。
低GI値食品は、GI値が60以下の物を言います。
ちなみにPranaのアフターティーで使用しているシロップは「アガベシロップ」と言うGI値21くらいの甘味料です。
お酒のテキーラが原料の自然の甘味料。
アイスティーにも溶けやすく、癖が少なく使いやすい甘味料です。
12.「血糖値スパイク」を防止する方法
食べものをチェックしながら食べるのは非効率です。
「血糖値スパイク」を避けて、好きなものをカラダに負担なく食べて、楽しむための方法があります。
①よく噛んでゆっくり食べる
②規則正しく食事をする
③野菜→たんぱく質・脂質→主食(お米、パン、麺)の順番で食べる
④たんぱく質や脂質、食物繊維を含むおかずと野菜を先に食べる
⑤欠食を避ける(特に朝欠食はNG。飲み物を工夫しましょう)
⑥主食だけの食事をしない(おにぎり、パン、麺だけ、ラーメン&チャーハンなどの食事を避ける)
⑦スープやみそ汁を飲む(メニューに加える)
⑧食後1~2時間後に体をかるく動かす(階段の上り下りやウォーキング、ラジオ体操やストレッチ程度でOK)
⑨筋トレ(痩せ気味の方は特におススメ)
などです。
取り入れられるものから行ってみましょう。
糖質は、ココロとカラダに大切な栄養素です。
健康なココロとカラダを作るために摂取して欲しい栄養素。
慢性症状にお悩みの方、体質改善をしたい方は、糖質を味方にすることで改善されることが多く見られます。
糖質を味方にして、毎日の食事を楽しみましょう!
こちらも↓
1.糖質の働き
2.糖質の特徴
3.糖質と糖類の違い
4.人工甘味料とは?
5.ダイエットの味方??人工甘味料の落とし穴
6.糖質の適した摂取量
7.糖質不足の弊害
8.低糖質ダイエットの弊害
9.糖質過剰による疾患
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