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執筆者の写真ココロとカラダのアロマ鍼灸師 Mamiko

カラダに良いor悪い食べ物って?

ココロとカラダのBestBalanceへ

米粉ドーナツを一気に食べたアロマ鍼灸師のMamikoです。


食のサポートをしていて、怖いなと思う瞬間があります。


「カラダに悪い食べ物は一切食べません!」


と聞いた時。


私は、グルテン不耐症で乳糖不耐症だから、小麦を使ったもの・乳製品は食べることが出来ません。アレルギーではないから命にかかわることはありませんが、生活に支障が出るような体調になります。

それがイヤで食べていないだけで、体調不良を気にしないなら、うどんもパンもピザもパスタもカレーもヨーグルトもアイスクリームもお腹いっぱい食べる!

美味しいし、幸せな気分になるから♪

だから、食べることが出来る人はすごく羨ましい。


食べ物は、人のカラダに大きな影響を与えることは確かです。

でも、昨日まで

「美味しい♪」

「大好き♪」

「やめられない♪」

と口にしていたものを、今までカラダを作ってきてくれたものを


「添加物が入っているから農薬を使っているから、ホルモン剤が入っているから悪い物」


として食べない。


なんだか、悲しい気がします。

植物動物、命ある食べ物に対しても、発見した人、開発した人に対しても失礼な気がします。


ヴィ―ガン食やグルテンフリー食、ロースィーツとかちょっとおしゃれな感じのモデルさんが食して取り上げてるせいか、「キレイになるもの=良い食べ物」ががどうしても理解できない。


小麦アレルギーの人にとって、ヴィ―ガン食は時に危険です。

SIBO(小腸細菌増殖症)の人にとって、オリゴ糖は危険です。


人間の生理機能は個人差が大きく、「多くの人が良い≠良い食べ物・健康になる」ではありません。


食のサポートとして、グルテンフリーをメインに米粉&薬膳パン作り教室を開催していますが、グルテンが悪者だから始めたのではなく、

「パンが食べたい」・「安心して食したい」からです。

実際、自分で作ると、砂糖や脂質の量にビックリすることがあり、何がどのくらい入っているというのもわかるので、トータル的な食バランスにつながります。


実際に作っていることを話すと、同じ悩みの方も多く、そんな中から


・体質や病気などにより摂取出来ない方が少しでもストレスなく今までに近い多くの方と近い食生活が出来たら良いな。

・グルテンの摂取量を減らすことで、体調がよくなるサポートが出来たら良いな。

・米の自給率が上がって、日本の食文化の幅が広がったら良いな。

・自身の目で確認した材料で安心して料理が出来たら良いな。

・作る工程などから食・食材に対する意識が変わったら良いな。

・食材の作り手の思いが見えたら良いな。


って思って始めました。


今は、栽培・生育・養殖方法の開発、流通方法の発展で様々な地域や国から食べ物を常に、手軽に手に入れることが出来る世の中。


とっても嬉しいし、楽しいことです。

牛を飼っていなのに、牛乳がいつも飲めるなんて幸せだと思いませんか?


でも、生育には温度や高度などの適した環境が必要ですし、距離があれば輸送が必要。


人が口にするまでに、人にとって安全な状態で生育し、輸送するには、農薬、保存料、消毒、防カビ剤など必要な物があります。

それが、食品添加物などのケミカルな物質です。(㊟食品添加物にはノンケミカルな物もあります)


安定した食の供給と安全に口にするためには、必要な物なのに、入っているだけで「悪い食材」と言われてします。


じゃぁ腐敗したものは「良い食べ物」なの?


食べ物は、植物や動物の命から作られているもの。

売り手の様々な考えもありますが、植物や動物の命を大切に、健康に害のない範囲で、添加物を使用します。


フードロスにもつながりますから。


私は、大学では化学を専攻していました。

生分解性プラスチックの研究をしていたので、食品化学は専門分野ではありません。

でも、繊維やビニール素材、食品や化粧品など生活の中で使われるケミカルな物質については学んでいました。

だから良い面も悪い面も知っています。


人類の発展を支えた物の多くは、ものすごい努力や研究で出来たケミカルなものが多いと思います。

ケミカルな物質があったからこそ、現在のような便利な生活が営むことが出来ていることを忘れてはいけない気がします。

手のひらを返したように、悪者にするのは止めて欲しい。


健康被害のある物は販売されません。(異物混入や意図的な製造違反は別です。)


食べ過ぎ・偏りが良くないだけで添加物は悪くない。

バランス良く摂ることが大事です。


ヒトのカラダは、個人差が大きい。

消化や代謝、睡眠やストレス耐性などの生理機能も個人差は大きいです。

だから、カラダとココロのサインを感じつつ、食を選ぶことも大事。


また、「カラダに入れる=食べる」がキレイ・健康を作るわけではありません。

食べたら、ちゃんと消化して、代謝してを使う。

そのためには、動くということ・生活リズムを見直すことも必要です。


1日夜中に1食。

ネットで買った、米粉パン食べて、無農薬の有機野菜をモリモリ食べて、家に籠っていれば、健康ですか?


外出が思うようにできない今。


遠い地域や国の食べ物ばかりを想い焦がれず、「地産地消」「身土不二」を意識した食生活を見直してみるのも良いのではないでしょうか?


「旬」の材料で自分で作る時間も今ならあるはず。


お米を土鍋で炊いてみるだけでも、違うと思います。


ココロとカラダを育む食事


ココロとカラダが美味しいと感じる・Happyなる食べ物を見つけてみてください。

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