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マスクの下の緊急事態 その3 対策編

ココロとカラダのBestBalanceへ

アロマ鍼灸師のMamikoです。


前回のブログでは、「口臭」は、お口ぽかんからの乾燥、唾液不足が原因でした。

ならば、マスクをして湿度が保たれているからいいのではないか?と思った方も多いのでは?


答えは、ダメです。

口腔内が潤っていないとダメで、その潤いには唾液が必要なんです。

お肌(皮膚)に水分と皮脂が必要なのと同じで、口腔内の粘膜も仕組みは皮膚と同じなので、水分と粘液が必要です。粘膜だから粘液です。


そして、口腔内では、唾液が粘液にあたります。

唾液ってすごく大事なんですよ。

今日は唾液についてです。


Q.唾液はどこで作られる?

A.唾液はお口の中の唾液腺で作られ、分泌されます。

大唾液腺が主要な唾液腺で3つあります。

〈耳下腺・顎下腺・舌下腺〉

(バランスフェイシャルでは必ずケアする部位です。)



その他に、口腔粘膜やのどの粘膜にも小唾液腺というものがあり、じわじわ~と直接分泌しています。


そして、1日に1.0~1.5L 分泌されます。なかなかの量ですね。


Q.唾液の働きって?

A.

➀ 粘膜保護:細菌や刺激、歯の摩耗・脱灰(エナメル質の溶解)防止

➁ 潤滑:潤うことで、舌や喉の動きが良くなり、食べ物が飲み込みやすくなったり、会話がスムーズに

③ 自浄作用:口腔内の細菌や食べかすを洗い流す。

④ 口腔内の水分保持:口腔内の水分バランスを調整し、細菌の繁殖・感染・刺激を防止する

⑤ 緩衝:口腔内のpHバランスを調整し、細菌の繁殖防止や歯の脱灰を防ぎます。

➅ 抗菌:免疫や抗菌成分(リゾチーム、免疫グロブリン、ラクトフェリンなど)を含み、細菌の繁殖を防ぎます。

⑦ 消化:消化酵素(アミラーゼ)を含みでんぷんを分解します。

⑧ 修復作用:細胞の成長因子を含み、傷の修復をします。


たくさん働きがありますね。


よく噛んで食べることで、消化を助けのは、消化酵素があるから。

ほかにも、動物が傷口を舐めるとか唾をつけておけば治るとかは、生理化学的に立証される行為なんですね。

(ちなみに人間の唾液には、動物ほどの殺菌・修復効果は少ないそうです。傷が出来たら、舐めずに適切なケアをしましょう!)


今回は

唾液が減少し、

・食べ物のカスが残る

・pHバランスの崩れる

・水分バランスの崩れる

により、細菌が繁殖。

細菌は、食べ物のカスをエサとしています。

そのエサを分解し、排出物が生まれます。

この排泄物が匂いの原因物質なんです。


人間の消化や代謝行動と同じで、不要物を便や尿、汗として排泄します。

「臭い」ありますよね~。


こういった口腔環境を作らないために、「唾液」は必要なんです。


「口臭」だけじゃないですよ。

免疫にも関わるので、コロナウイルスなどの侵入にも関わります。

粘膜から感染って聞いたことありますよね。

風邪の原因ウイルスやインフルエンザウイルスなど様々な細菌・ウイルスが粘膜から体内に侵入します。

そういった侵入を防ぐのも、唾液の働きの1つです。



Q.唾液を分泌するには?

A.

➀口を閉じる → 口腔内の乾燥が防げます。

➁飴などを舐める → 唾液が出ます。

③マッサージをする → 唾液腺が刺激され唾液が出ます。


などです。


「口臭」ってなかなかデリケートな問題。

言われると傷つくけど、言われないと気になってしょうがない…


歯を磨く・うがいをするではダメなんですね。

根本的なところからケアをしていきましょう。



このように、

マスクトラブルは

・お肌

・頬のたるみ(ほうれい線やマリオネットライン)

・口臭

と様々ですね。

出来ればしたくないマスクですが、今はそういった状況ではない。

感染予防が第一だから。

でも、ウイルスの特性についてもわかるようになって来ましたし、ワクチンによる効果も期待できるようになりました。

出口は見えてきています。

新しい世界の始まりかもしれません。

清々しくゴールテープを切る・スタートラインに立つために。

準備を始めても良いかもしれませんね。


ちなみに、

バランスフェイシャルはすべてに対応!

フェイシャルケアが、つるピカ潤いスキンケアだけではないことが分かりましたでしょうか??

お肌の生理機能だけでなくカラダの生理機能のケア、そして、経絡によるココロへのアプローチがあるから、「バランスフェイシャル」なんですよ!

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