夏の肌ケア、美白だけじゃ足りません!
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アロマ鍼灸師のMamikoです。
梅雨空ですが、季節はすっかり夏です。
雨や曇りの日と言えども、太陽がある限り紫外線は降り注いでいます。気は抜けません。
雲間からの陽ざしも容赦ない!
梅雨から夏は何かと肌トラブルが起きやすい時季。
そんな夏の肌ケアをまとめてみました。
1.夏の肌ケア:UVケア
夏の肌ケアといえば、「UVケア」

UV(紫外線)が当たることで、皮膚細胞が肌自体を守るために黒色色素=メラニン色素を分泌します。
この黒色が、小麦色のお肌の素です。
この状態を避けるために、美白ケアを行いますね。
一般的で手軽な方法としては
・UVカット化粧品(ベースクリームやファンデーション、パウダーなど)を使用する
ですが、
その後がもっと大事
・UVを浴びた日は、水分補給をしっかり行う
・UVを浴びた日は、ローションパック&シートパックを行う
・日々のフェイスマッサージを行う
です。
UVカット化粧品選びで注意をしていただきたいのが、適したSPF値・PA値の物を使用するということ。
肌質はもちろん、どの時間帯でどのくらい紫外線を浴びるのか?
外なのか?室内なのか?
に合わせて、SPF値・PA値を選ぶ必要があります。
SPF値:UVBを防ぐ値。ざっくりいうと黒くなることを防ぐ。
日本では0~50で示され、50以上は50+と表記される。
PA値:UVAを防ぐ値。ざっくりいうと弾力などを失わないようにする。
+で表記され、最大は++++(フォープラス)。
紫外線から肌を守りたいがゆえに値の高い物を選ぶ方が多いのですが、これは間違いです。
確かに値が高ければ肌を守ってはくれますが、それ以上に、塗りなおすことの方が断然紫外線から肌を守ります。
夏は特に汗をかくので、落ちてしまうことが多いです。
「日焼け止めは、朝、塗ったから大丈夫!」と1日過ごすのは、ほぼ塗っていないのと同じ。
それに、汗やホコリと化粧品が混ざり、雑巾パックを1日しているのと同じ状態です。
屋外スポーツをしない日常生活ならば、PA値:+~++ SPF値:30以下で充分です。
適したものを使用していますか??
UVは乾燥の原因にもなりますし落ちにくいため肌トラブルを起こしやすいので、適した化粧品を使用しましょう!
また紫外線は、皮膚の水分の蒸発を促進しますし、メラニン色素の分泌は防衛反応の1つなので細胞が働きまくり。
細胞の代謝には水を使用します。
なので、皮膚とカラダに水分補給が必要です。
シートパックは、5~10分程度でOK。
面倒でも、肌の水分補給はしっかりと行ってくださいね。
リラックス状態で行うことがベストですが、水分補給が目的なので、フェイスシートにローションを含ませ、
パックをしつつTVを見てもOK。
家事をしてもOK。
ボディケアをしてもOK
です。
1日、24時間1440分のうちのたった5分です。
ちなみに前述しましたが、肌が日焼けで黒くなるということは、人間の防衛反応の1つ。
なので、やりすぎ美白ケアにはやや疑問を感じるのですが、日本は美白文化ですし、紫外線自体が強くなっていることは事実で、紫外線による害が分かっていることも事実。
いつも真っ白お肌では、紫外線を浴びるたびに真っ赤な火傷を負うことになります。
多少の日焼けが皮膚の炎症を防いでくれることもお忘れなく。
上手に付き合いましょう!
海外の化粧品にPA値やSPF値表記がないのは、日本独特の美白文化がないためです。
日本向けに検査を行い表記しているところも増えていますが、メーカに問合せをするとわかることもあります。
夏場のランニングは出来るだけ日陰や日没後に行うようにしていますが、ぶわぁっと汗をかいて発散するのも好き。
だから、美容の仕事をしていながら、日焼け肌。
運動をしなかった昔は、夏になると真っ赤になり悲惨でしたが、今は、メラニン色素が守ってくれていますし、紫外線を浴びたあとのケア方法もわかっているので、今はケア方法に重点を置いて夏を過ごしています。
シミやシワも私が楽しく過ごしてきた時間の証明と思っています。
2.夏の肌ケア➁:角質ケア

忘れがちもしくはあまり知られていないケア。
皮膚は、表面から表皮―真皮―皮下組織。
日頃のケアは主に表皮に対して行っています。
その表皮は、4層構造。
表面から、角質層―顆粒層―有棘層―基底層。
触れることが出来るのが、一番表面の角質層です。
この角質層の細胞は核がない死んだ細胞で、垢となって落ちます。
皮膚のターンオーバーです。
角質層は、外界のあらゆる刺激から肌を守るという、重要な働きをしているのです。
死んでいるから不要というわけではなく、不要だから死んでいるわけではないのです。

紫外線、温度、湿度、ほこり、化粧品、摩擦など・・・外界からの刺激は様々ですが、今の時期は、結構多いですね。
紫外線は強いし、温度も湿度も高い、皮脂の分泌も多くそれにプラスされる汗によってホコリの付着は多い。
紫外線カットの化粧品は当たり前で、マスクによる摩擦…
こういった刺激から皮膚を守るために、角質層は厚さを増して対応します。
「角質肥厚(かくしつひこう)」といいます。
厚みがあると、血液・血流の影響もなく、くすんだ肌になります。
年齢によるターンオーバーの乱れや摩擦による1部位の剥離が起きるなどにより、表面はなめらかに保つことも出来ません。
厚みの差が出てしまい、その差がザラツキとなるのです。
また、薄い部分は刺激が強すぎて、赤みや痒み、痛みが現れます。
光の反射も異なるため、見た目にも影響します。
この、角質層のケアこそ、見た目にも大きく関わり、触り心地もなめらかにしくすみのない皮膚となるわけです。
最近、この肌状態の方が多いですね。
アゴ・口元・頬が多いです。
マスクによる影響が多く出ていますね。
また、紫外線カットの化粧品は、クレンジングでは落ちにくいため、フェイスラインなどには残りやすい。
ニキビなどのトラブルの原因にもなりますが、ザラツキの原因にもなります。
日頃のクレンジングはしっかりできていますか?
ターンオーバーを意識した定期的な角質ケアは行っていますか??
ちなみに角質層は、化粧品の成分が吸収される層です。
高い化粧品を使用しても、しっかりした角質層がなければ、無駄になってしまうということですね。
ホームケアなら
・角質ケアの化粧品を使用する
ですね。
但し、角質層は外界から守ってくれる層です。
角質ケアをしたら、水分・油分をしっかり補給し、パックなどを必ず行ってくださいね。
バリアなしのお肌になって、トラブルを招きやすくなります。
3.夏肌ケア:保湿
高温多湿で、べたつく肌。
水分は足りていると思っている方いませんか?
保湿には「水分」と「油分」の両方が必要です。
健康な皮膚とは、水分と油分のバランスが良い状態の事。
水分:油分=8:2
理想的な水分量は35%前後(普通肌と言われる)と言われているので、油分は9%前後。
このバランスで肌質が変わりますが、水分が少ないと当然のことながら乾燥します。
この乾燥、最近は夏の方が深刻なんです。
冬は乾燥するものと知識もあるし、空気の湿度が下がるのでカラダで感じます。ゆえに対策を講じやすい。
でも、夏は汗をかくことがあり、べたつきも感じるため、皮膚が水分が足りない=乾燥していることに気が付きません。
皮膚の生理機能的な乾燥にはなかなか気が付けない。
また、近年の夏は猛暑続きで1日中エアコンの部屋で過ごすことが多い。
冷えた空気と言えども、エアコンからの風。
冬と一緒で、クーラーの風も水分は少なく、乾燥しています。
そのため、冬同様の乾燥肌になっています。
また、前述もしましたが、
紫外線は水分を奪います。
それに加え、夏は気温上昇。
気温が上がると皮脂の分泌が増えます。
皮膚は、水分が少なく、皮脂が多い状態。
ニキビができやすくなる方もいらっしゃると思います。
ゆえに、保湿に必要なケアは、水分を補給し皮脂の分泌を減らすこと。
紫外線や気温はどうにもコントロールできませんから、自身で出来るケアは、水分をしっかり皮膚に与え、不要な皮脂は取ること。
夏に限らず保湿は細胞の働きに関わるので、大切なので、ケア方法に理由プラスでお伝えします。
・化粧水(ローション)はたっぷりつける → 補給量を増やす
・5~10分のローションパックは小まめに(2~3日に1回。出来れば毎日) → 補給量を増やす
・化粧直しにはローションスプレー&ティッシュオフ → 皮膚のpHバランスを整え、悪玉菌の増殖の抑制
・ローション後は、クリームや乳液で油分を与える → 油分で補った水分の蒸発を防ぐ
・朝の洗顔は、ぬるま水のみで行う → 寝ている間の汚れは基本、洗顔料なしでOK。皮脂を取りすぎると補うために分泌が盛んになります。
ちなみに、リモートやマスク生活で化粧をしなくても、化粧をしているつもりで、3,4時間に1回は行いましょう。
・pHバランスの崩れを防ぐ
・ホコリと化粧品の混ざった汚れを取る
ことが出来ます。
ちなみに乾燥肌も部分的に角質層がめくれている状態で、刺激を感じやすく、敏感肌ともいえる状態です。
敏感肌は刺激を感じやすい状態ですので、トラブルが起きやすくなりますので、心当たりのある方は、気を付けてくださいね。
細胞は日々生まれて育ちますので、ケアは毎日行うことが好ましい。
でも、なかなか難しいケアもありますので、定期的に行うと良いでしょう。
女性の場合は、生理周期(Pranaでいう月のLunaCycle)に左右されるので、タイミングをうまくつかみながらケア(LunaCycleTherapy/BalanceFacial)を行うと良いですね。
単純に季節の肌トラブルなのか?
生理周期(LunaCycle)なのか?
コロナマスク生活によるものなのか?
オンナの肌はとにかく忙しい!
お悩みがあれば、お声がけくださいね。