東洋医学では、春は解毒作用が活発になる季節と位置付けられています。
春は始まりの季節。
あらゆることをしっかり吸収するためには、カラダをキレイにしておく必要があります。
この後の季節を心地よく過ごすためにもリセットする最適な時期です。
1.デトックスとは
デトックス「Detox」とは、英語のdetoxificationの略語。
「de(否定)」+「toxicus(毒の)」に由来し、体内に溜まった有害毒物を排出させることを意味します。
ヒトのデトックス機能として挙げられるのが、「解毒」「排せつ:排便・排尿」「発汗」です。
それらの働きは「肝臓」「腸」「腎臓」「皮膚」「髪」「爪」などが行うので、「肝臓」「腸」「腎臓」「皮膚」「髪」「爪」の機能アップでデトックス度もUpするという事。
皆さん、デトックスの準備は出来ていますか?
2.肝臓
肝臓は、血液が集まる臓器です。
血液には、酸素・二酸化炭素・栄養素・ホルモン・老廃物・アルコール・薬効成分・有害ミネラルなど水溶性・油(脂)溶性、必要なものも不要なものもありとあらゆるものが一緒に流れています。
肝臓では、有害なものをこれ以上流さないために、解毒をしてくれます。
薬の薬効成分も治癒の方向へ働くように分解(代謝)されます。
私たちのカラダが有害なものに侵されないように、必要なものを隅々まで届けるように日々黙々と働き続ける肝臓。
そのため、「沈黙の臓器」とも言われてる、とても慎ましいヤツなんです。
3.腎臓
腎臓も血液が集まる臓器。
肝臓と違うのは、水溶性のろ過に優れているところ。
なので、不要物として、尿を作り排出するのが主な仕事です。
ヒトのカラダは60%が水で出来ています。
お茶やコーヒー、ワインも水分ではありますが、「水」ではありません。
カラダの「水」をキープするために腎臓は、働いています。
尿として排泄することから、尿の色やにおい、量、回数、排泄のしやすさなどから目視・体感で来ますね。
4.腸:小腸・大腸
小腸の主な働きは、消化・吸収
大腸の主な働きは、便をつくり排泄
です。
腸は消化・吸収・便をつくり排泄が出来て初めて健康と言えます。
特に吸収するためには、腸壁のキレイな状態を保つために腸内環境を調え、老廃物を溜め込まない必要があります。
5.皮膚・髪・爪
皮膚・髪・爪は微量ながら不要物を排泄します。その他に、肝臓・腎臓・腸の状態が現れる場所です。
また、皮膚にある汗腺・皮脂腺。
体内から出る汗も皮脂も血液から出来ています。
消化器系、特に腸の機能が落ちて便秘になるとニキビができやすい。
肝機能が落ちると蕁麻疹や赤ら顔、爪のシワなど、デトックス担当臓器の機能downのサインが皮膚や髪・爪には現れやすくなります。
デトックス=排出するカラダの器官は、同時に吸収を行う器官であることが多いです。
健康の事を考える時、取り入れることを意識しがちですが、排出すること・出すことも大事です。
カラダという箱がある以上、吸収には限りがあります。
吸収と排出のバランスも調えながら、健康なココロとカラダ作りをしていきましょう。
デトックス方法はコチラ
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